金属の切断やバリ取り、サビ落としをするなら、ディスクグラインダー本体と同じくらい大事なのが砥石選びです。
本体に取り付ける砥石を変えるだけで、単管パイプを切ったり、溶接ビードを削ったり、塗装前のサビを落としたりしやすくなる頼れる先端工具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「切断用と研削用は何が違う?」とか、「自分のグラインダーに合う外径はどう見ればいいの?」と、選び方に迷ってしまう方も多いはず。
用途やサイズを間違えると、思うように切れなかったり、砥石や本体に無理がかかったり、保護カバーと作業内容が合わなかったりすることも。
そこでこの記事では、ディスクグラインダー用砥石の選び方を、用途・外径・穴径・最高回転数・安全準備のポイントまで含めて解説し、人気メーカーの中からおすすめの砥石を6点厳選して紹介します!
筆者自身も、コード式・充電式のディスクグラインダーで金属切断やバリ取り、サビ落としをしてきた経験から、砥石を選ぶときに見落としやすいポイントもお伝えします♪
この記事を読めば、自分の作業に合うディスクグラインダー用砥石が選びやすくなりますよ。
というわけでこの記事は、「ディスクグラインダー用砥石おすすめ6選!切断・研削・サビ落としの選び方も解説♪」について書きました。
この記事がおすすめな人
- ディスクグラインダー用砥石のおすすめを探している方
- 切断砥石・研削砥石・多羽根ディスクの違いを知りたい方
- 100mm/105mmクラスのディスクグラインダーに合う砥石を選びたい方
- 金属切断、バリ取り、サビ落としをDIYで行いたい方
- 本体に合うサイズや最高回転数の見方も確認したい方
ディスクグラインダー用砥石をまずは一覧で
紹介する6つの砥石を、用途と選ぶポイントで先に見比べられるようにまとめました。
スマホでは横にスクロールしながら、気になる商品のAmazon・楽天・Yahoo!ボタンをタップして確認できます。
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | 金の卵 105×1.0 切断 | 金属を切断したい人 | 薄刃・ステンレス/金属用・両面補強 | |
| | 削郎 赤 100×6 研削 | バリ取り・ビード取り | 金属用オフセット砥石・厚めに削る | |
| | ハイパーGT 105×5 強研削 | 強めの研削作業 | 一般鋼メインのハードな研削向け | |
| | ハイパーGS 105×3 仕上げ | 削りから仕上げまで | 弾性フレキシブル砥石・粒度を選べる | |
| | ハイパーディスク 100 多羽根 | 多羽根で研削したい人 | セラミック多羽根ディスク・#36 | |
| | ハイパーブラック HB-100 サビ落とし | サビ落とし・塗膜剥離 | ナイロン不織布・#120相当 |
一覧で用途を分けてから選び方を読むと、切る作業なのか、削る作業なのか、表面を整える作業なのかを判断しやすくなります。
ディスクグラインダー用砥石の選び方
ここからは、おすすめの砥石を選ぶ前に押さえておきたいポイントを解説します。
ディスクグラインダーは本体の外径・穴径・回転数に合う砥石を使うのが基本なので、商品ページだけでなく本体側の仕様も必ず確認しておきましょう。
用途は切断・研削・サビ落としで分ける
ディスクグラインダー用砥石選びで最初に決めたいのが、何の作業に使うかです。
金属を「切る」のか、バリや溶接跡を「削る」のか、サビや塗膜を「落とす」のかで、選ぶディスクが変わります。
切断用ディスクは材料を切るための薄いタイプ、研削用ディスクは表面や角を削るための厚みがあるタイプです。
サビ落としや塗膜剥離では、不織布ディスクや多羽根ディスクのように、表面処理に向くタイプも候補になります。
よく使う作業の目安をまとめると:
- 切断砥石: 単管パイプ、アングル材、ボルトなど金属を切りたいときに使うタイプ。
- 研削砥石: 切断後のバリ取り、溶接ビード取り、角の面取りなどで使うタイプ。
- フレキシブル砥石: 研削しながら仕上げ寄りにも使いたいときに候補になるタイプ。
- 多羽根ディスク: 研削と表面ならしをまとめて進めたいときに使いやすいタイプ。
- 不織布ディスク: サビ落とし、塗膜剥離、ケレン、焼け取りなど表面処理向きのタイプ。
外径・穴径・最高回転数を確認する
ディスクは見た目が似ていても、外径・穴径・最高使用回転数が本体に合っていないと使えません。
100mm指定の本体には100mm、105mm指定または105mm対応の本体には105mmというように、本体側で指定された外径を守ることが前提です。
外径が近いからといって指定外の砥石を取り付けると、保護カバーに干渉したり、カバーからはみ出したりする危険があります。
外径・穴径が本体に合うか、砥石の最高使用回転数を本体の無負荷回転数が超えないかまで見るのが大切です。
たとえば、今回紹介する 金の卵 105×1.0×15 は、105mm砥石に対応した本体で使う前提の切断砥石で、最高使用回転数は14,400rpmです。
一方で、 ハイパーディスク 100×15 や ハイパーブラック HB-100 は、最高使用回転数が13,600rpmのディスクとして選びます。
数字だけを見ると細かく感じますが、ディスクグラインダーは高速で回る工具なので、ここは省かず確認したいポイントです。
保護カバーと保護具を先に用意する
ディスクグラインダーを使うときは、砥石だけでなく保護カバーと保護具もセットで確認します。
切断作業では火花や切粉が飛び、研削やサビ落としでは粉じんも出やすいため、作業前の準備がかなり大事です。
砥石を装着する前には、割れや欠けがないかを見て、材料はクランプなどで固定し、両手で本体を支えられる状態にしておきましょう。
筆者が金属カットやバリ取りをするときも、材料が動く状態で始めると本体の当て方が不安定になりやすいと感じます。
砥石が良くても、保護カバーを外したまま使ったり、材料を手で押さえたまま切ったりすると危険です。
本体、砥石、保護具、材料固定までまとめて準備してから作業に入りましょう。
粒度は粗削りか仕上げかで選ぶ
研削や表面処理に使う砥石は、粒度も見ておきたいポイントです。
数字が小さいほど粗く削りやすく、数字が大きいほど仕上げ寄りになります。
今回紹介する ハイパーGS は、粒度36・46・60・80・120が選べるフレキシブル砥石です。
バリ取りや面取りでしっかり削りたいなら粗め、仕上げ寄りに表面を整えたいなら細かめを候補にすると選びやすくなります。
ハイパーブラック HB-100 は#120相当のナイロン不織布ディスクなので、サビ落としや塗膜剥離、ケレンのような表面処理に向く選択肢です。
消耗品として買い足しやすいものを選ぶ
砥石は使えば減っていく消耗品です。
買い足す前に、外径・穴径・最高使用回転数をもう一度確認しておくと、届いてから取り付けられない失敗を避けやすくなります。
本体と違って、1枚だけで長く使い続けるというより、作業内容に合わせて何枚かストックしておく方が安心ですよね。
特に切断砥石は薄くて減りやすいので、金属を何本も切る予定があるなら、必要枚数に余裕を見ておきましょう。
研削砥石や不織布ディスクも、作業量が多いと摩耗する消耗品。
迷ったときは、まずよく使う作業に合わせて「切断用」「研削用」「サビ落とし用」を1種類ずつそろえると、ディスクグラインダーでできる作業の幅が広がります。
ディスクグラインダー用砥石おすすめ
それでは、ディスクグラインダー用砥石のおすすめを紹介していきます。
今回は、切断、研削、仕上げ、サビ落としまで用途が分かれるように選びました。
レヂトン 金の卵 105×1.0×15
1つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 金の卵 105×1.0×15 」です。
金の卵は、ステンレスや金属の切断に使いやすい薄刃タイプの切断砥石です。
105×1.0×15の仕様は、砥材・粒度・硬度がAZ60Pで、最高使用周速度は80m/s、最高使用回転数は14,400rpmです。
薄刃なので切り込みやすく、単管パイプやアングル材、ボルトなど、金属を切りたい場面で候補にしやすいタイプですね。
ただし、切断砥石は「切る」ための砥石です。
横から押し当てて削るような使い方ではなく、切断用の保護カバーや安全保護具を準備して、材料を固定してから使いましょう。
「 レヂトン 金の卵 105×1.0×15 」は、ディスクグラインダーで金属切断をしたい方におすすめな切断砥石です♪
レヂトン 削郎 赤 100×6×15
2つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 削郎 赤 100×6×15 」です。
削郎 赤は、切断ではなく、金属を削る作業に使うオフセット砥石です。
一般鋼材やステンレス鋼材の研削、ビード取り、バリ取りに使いやすいタイプで、切断後の角を整えたい場面にも候補になります。
100×6×15の仕様は、砥材がAWAまたはWA、粒度24/36、硬度P、最高使用周速度72m/sです。
厚みのある研削砥石なので、薄い切断砥石よりも面や角に当てて削る用途に向いています。
金属を切ったあとのバリ取りまでディスクグラインダーで済ませたい方は、切断砥石と一緒に研削砥石も用意しておくと作業しやすいですよ。
「 レヂトン 削郎 赤 100×6×15 」は、金属のバリ取りやビード取りをしたい方におすすめな研削砥石です♪
レヂトン ハイパーGT 105×5×15
3つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 ハイパーGT 105×5×15 」です。
ハイパーGTは、一般鋼をメインにしたハードな研削作業で候補にしたい高性能オフセット砥石です。
105×5×15の仕様で、粒度は24/36、最高使用周速度は72m/sです。
削郎 赤よりも「しっかり削る」方向で選びたい方や、一般鋼の研削作業が多い方に向いています。
ディスクグラインダーで強く削る作業は、本体の保持や材料固定も大切になります。
材料が動きやすい状態だと当て方が安定しにくいので、クランプやバイスで固定してから作業するのがおすすめです。
「 レヂトン ハイパーGT 105×5×15 」は、一般鋼の研削作業をしっかり進めたい方におすすめなオフセット砥石です♪
レヂトン ハイパーGS 105×3×15
4つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 ハイパーGS 105×3×15 」です。
ハイパーGSは、一般鋼とステンレスの両方で使える弾性フレキシブル砥石です。
ビード取り、バリ取り、面取り、仕上げに使いやすく、105×3×15の仕様で、粒度は36・46・60・80・120から選べます。
強く削るだけでなく、仕上がりも意識したい場面では、粒度を選べるタイプが扱いやすいですね。
粗めの粒度なら削る力を重視しやすく、細かめの粒度なら表面を整える方向で使いやすくなります。
1種類で全部を済ませるというより、作業内容に合わせて粒度を選ぶと失敗しにくいですよ。
「 レヂトン ハイパーGS 105×3×15 」は、バリ取りから仕上げ寄りまで使いやすいフレキシブル砥石を選びたい方におすすめです♪
レヂトン ハイパーディスク 100×15
5つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 ハイパーディスク 100×15 」です。
ハイパーディスクは、セラミックの多羽根ディスクです。
100×15、#36、最高使用回転数13,600rpmの仕様で、一般鋼の溶接ビードカット、面取り、バリ取りに使いやすいタイプですね。
オフセット砥石のように削る作業をしながら、振動・火花・騒音を抑えた設計が特徴になっています。
多羽根ディスクは、研削砥石とサンドペーパー系の中間のような感覚で、削りながら表面も整えたい場面で候補になります。
ただし、切断用ではないため、金属を切る作業には切断砥石を選びましょう。
「 レヂトン ハイパーディスク 100×15 」は、研削と表面ならしをバランスよく進めたい方におすすめな多羽根ディスクです♪
レヂトン ハイパーブラック HB-100
6つ目のディスクグラインダーにおすすめな砥石は、レヂトンの「 ハイパーブラック HB-100 」です。
ハイパーブラック HB-100は、サビ落としや塗膜剥離に使いやすいナイロン不織布ディスクです。
HB-100は100×15、#120相当、最高使用回転数13,600rpmの仕様です。
錆取り、塗膜剥離、ケレン、溶接焼け、黒皮取り、仕上げに使いやすく、鉄・ステンレス・アルミなどの表面処理に対応します。
切断や強い研削ではなく、表面を整える作業が中心なら、不織布ディスクを候補にすると作業しやすくなります。
塗装前のサビ落としや、古い金具の表面を整えたいDIYにも向いていますよ。
「 レヂトン ハイパーブラック HB-100 」は、ディスクグラインダーでサビ落としや塗膜剥離をしたい方におすすめな不織布ディスクです♪
ディスクグラインダー用砥石で迷ったときの選び方
この記事は「ディスクグラインダー用砥石おすすめ6選!切断・研削・サビ落としの選び方も解説♪」について書きました。
ディスクグラインダー用砥石は、最初に「切断」「研削」「サビ落とし・表面処理」のどれに使うかを決めると選びやすくなります。
金属を切るなら「 レヂトン 金の卵 」、バリ取りやビード取りなら「 レヂトン 削郎 赤 」や「 レヂトン ハイパーGT 」が候補になります。
削りながら仕上げも意識したいなら「 レヂトン ハイパーGS 」や「 レヂトン ハイパーディスク 」、サビ落としや塗膜剥離なら「 レヂトン ハイパーブラック 」から見ると整理しやすいです。
これから本体も選ぶ方は、おすすめのディスクグラインダー6選で100mm・125mmと電源方式の違いも先に確認しておきましょう。
最後に、本体に合う外径・穴径・最高回転数、保護カバー、保護具、材料固定は必ず確認しましょう。
作業内容に合う砥石を選んで、ディスクグラインダーでの金属切断やバリ取り、サビ落としを安全に進めてくださいね♪