家具作りのDIYを始めるなら、作業に合う電動工具を少しずつ揃えていくと、切る・穴をあける・組み立てる流れを進めやすくなります。
手作業では時間がかかるネジ締めや木材の切断、やすりがけも、必要な工具を順番に加えることで負担を減らせますよね♪
でも、いざ探してみると、「最初はドリルとインパクトのどちら?」とか、「ジグソーと丸ノコは両方必要?」と、揃える順番に迷ってしまう方も多いはず。
最初から高価な工具を一式買っても、作りたい家具に使わない種類が混ざったり、安全な作業場所を用意する前に丸ノコを持て余したりすることも。
そこでこの記事では、DIY初心者が家具作りで揃えたい電動工具6種類を、買う順番と役割から解説し、それぞれの代表モデルも紹介します!
筆者は木工を本業とし、ドリルドライバー・ジグソー・サンダー・丸ノコ・インパクトドライバー・トリマーを、作業内容に合わせて使い分けています。
この記事を読めば、作りたい家具と今の作業環境に合う電動工具から、無駄なく揃え始められますよ。
というわけでこの記事は、「DIY初心者が最初に揃える電動工具6選!家具作りに必要な種類と順番」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 家具作りを始めたいDIY初心者の方
- 最初に買う電動工具の種類で迷っている方
- ドリル・ジグソー・丸ノコを揃える順番を知りたい方
- 必要な工具だけを予算に合わせて増やしたい方
- 木工製作者の実機での使い分けを参考にしたい方
結論:DIY初心者はこの順番で電動工具を揃える
家具作りで使う電動工具は、最初から6種類すべてを買う必要はありません。
まず穴あけとネジ締めをできるようにし、次に切断と研磨、作業量が増えてから締め付けと仕上げ用の工具を追加する流れが基本です。
ホームセンターで材料を寸法どおりにカットしてもらえるなら、丸ノコを急いで買わず、ドリルドライバー・ジグソー・サンダーの3種類から始められます。
反対に、ウッドデッキや厚い下地材へ長いビスを多く締めるなら、インパクトドライバーの順番を早めても構いません。
買う前に「作る物・材料カット・作業場所」を決める
電動工具を選ぶ前に、作りたい物と材料の準備方法を決めておくと、必要な種類を絞りやすくなります。
最初の作品を1つ決める
小さな棚、箱、ローテーブルでは、必要な切断長さやビスの太さが違います。
最初の作品を1つ決め、完成までに必要な「穴あけ」「直線切断」「曲線切断」「研磨」を書き出してみましょう。
棚や箱を直角に組む手順は、木箱や棚を直角に組み立てる方法も参考になります。
ホームセンターのカットサービスを使うか決める
材料を購入時に直線カットしてもらえば、最初の家具作りで丸ノコを持たずに始めることもできます。
自宅ではジグソーで切り欠きや曲線だけを加工し、組み立てと研磨へ集中できるため、作業場所が狭い方にも現実的です。
図のように、ジグソーと丸ノコは優劣ではなく得意な切り方が違います。
詳しい違いは、ジグソーと丸ノコの違いで切断速度や仕上がりまで比較しています。
作業台・固定具・保護具も予算に入れる
電動工具だけを買っても、材料を安定して固定できなければ正確に作業できません。
クランプ、作業台、保護メガネ、防じんマスクまで含めて予算を考えましょう。
とくに丸ノコは、刃の通り道へ作業台やクランプが入らず、切り終わるまで材料が安定する配置が必要です。
DIY作業台の高さ・幅・奥行きの決め方も確認し、工具を置いた状態で無理のない姿勢を作ってください。
それでは、DIYで必要な電動工具を、家具作りで使う順番に紹介していきます。
揃える順番1:ドリルドライバーは穴あけと組み立ての中心
DIY初心者が最初に揃えたいのは、ドリルドライバーです。
ドリルビットへ替えれば下穴や穴あけ、ドライバービットへ替えればネジ締めができるため、棚や箱の組み立てを1台で始められます。
代表モデルは筆者使用のマキタDF030DWSP(本体DF030D)
代表モデルは、筆者が家具組み立てで使っているマキタの「 充電式ドライバドリル DF030DWSP 」です。
DF030Dは締め付け力切り替えリングとドリルモードを備えています。
クラッチを使えば締め付ける力を調整でき、家具のネジを必要以上に沈めにくいのも初心者に合うポイント♪
DF030Dは本体型番で、DF030DWSPは筆者が所有するセット型番です。
販売ページによって付属品が異なるため、購入時は型番の末尾と、バッテリー・充電器の有無を確認しましょう。

長いビスを何十本も締める速さはインパクトドライバーに及びませんが、最初の1台では穴あけと丁寧な締め付けを兼ねられることが大切です。
筆者はDF030DWSPセットのDF030D本体を家具組み立てで継続して使っており、小型の1台で穴あけとネジ締めを続けられる身軽さを感じています。
マキタの「 DF030DWSP 」は、実際の家具組み立てで使われている小型機から始めたいDIY初心者におすすめなドリルドライバーです♪
揃える順番2:ジグソーは曲線と切り欠きを担当
材料の直線カットをホームセンターへ任せても、棚板の角を丸くしたり、配線を通す切り欠きを作ったりする加工は残ります。
そこで2台目の候補になるのが、細いブレードを上下させて切るジグソーです。
代表モデルは筆者使用のマキタ4327
代表モデルは、筆者が約5年使っているマキタの「 ジグソー 4327 」です。
4327はストローク数を500~3,100min-1の範囲で調整でき、木材の曲線、短い直線、切り欠きに使えるコード式モデルです。
オービタル機構はなく、ブレードを上下させて材料を切るシンプルなタイプです。
長い直線を速く揃える用途では丸ノコに及びませんが、切り欠きや曲線へ対応できるため、カット済み材料を追加工する2台目として役割がはっきりしています。

筆者はマキタ4327を約5年使い、杉・ヒノキ・合板の曲線切りをしてきました。
初心者のころに別のジグソーで材料が跳ねた経験があるため、材料をクランプで固定し、ブレードを材料へ押し当てる前に安定して動かすことを大切にしています。
マキタの「 4327 」は、実作業で使われているコード式から曲線や切り欠きへ挑戦したいDIY初心者におすすめなジグソーです♪
揃える順番3:サンダーで木肌と塗装前の下地を整える
切った木材は、触るとざらつきが残ったり、切断面に細かな毛羽立ちが出たりします。
家具の触り心地と塗装前の下地を整える3台目として、電動サンダーを加えましょう。
代表モデルは筆者使用のマキタBO4555
代表モデルは、筆者が棚板や板材の研磨に使っているマキタの「 防じんミニサンダ BO4555 」です。
BO4555は112×102mmの四角いパッドを使い、棚板や箱の平面を整えやすいモデルです。
クランプ式とマジック式のサンディングペーパーに対応し、番手を替えながら粗研磨から仕上げへ進められます。

四角いパッドでも箱の狭い内角や入り組んだ形へは届かないため、最後は手研磨で補いましょう。
筆者はBO4555を2台使い、普段は棚板や板材の表面を整えています。
四角いパッドを平面へ沿わせやすく、切断後の毛羽立ちを落とす工程や塗装前の下地づくりに欠かせない1台です♪
ランダム・オービタルなど種類ごとの違いは、木工用電動サンダーの種類と選び方で詳しく解説しています。
マキタの「 BO4555 」は、棚板や箱の平面を整え、家具の触り心地を上げたいDIY初心者におすすめな仕上サンダです♪
揃える順番4:丸ノコは長い直線を自分で切る段階で追加
棚板や合板を購入寸法から切り出す作業が増えたら、丸ノコを追加する段階です。
ジグソーより長い直線を速く切りやすい一方、安定した作業台、材料固定、ガイド、刃の通り道を先に整える必要があります。
代表モデルは筆者使用の京セラMW-46A
代表モデルは、筆者が長い板や合板の直線切りに使っている京セラの「 丸ノコ MW-46A 610511A 」です。
MW-46Aは、小型寄りのコード式手持ち丸ノコです。
手元の実機は旧リョービ表記ですが、販売店では京セラ(リョービ)MW-46A 610511Aとして流通しています。
ただし、丸ノコは曲線や小さな切り欠きには向かず、材料の締まりで刃が挟まるとキックバックにつながります。

筆者はこのMW-46Aを使い、長い板や合板を切るときはクランプでガイドを固定しています。
墨線だけを見て切るより、丸ノコのベースをガイドへ沿わせるほうが直線を揃えやすく、切断中の進路にも集中できます。
使う前は、丸ノコをまっすぐ切る準備とキックバック対策で材料の支え方まで確認してください。
京セラの「 MW-46A 610511A 」は、筆者の実機例を参考に、長い直線を自分で切り始めたいDIY初心者におすすめな丸ノコです♪
揃える順番5:インパクトドライバーは長いビスと作業量が増えてから
ドリルドライバーだけでも、一般的な棚や箱の組み立ては始められます。
長いビスを締める作業や本数の多い組み立てが増えたとき、5台目としてインパクトドライバーを追加すると役割分担ができます。
代表モデルは筆者使用のマキタTD090D
代表モデルは、筆者が木ネジや棚・台の組み立てに使っているマキタの「 充電式インパクトドライバ TD090D 」です。
TD090Dは10.8V、最大締付トルク90N・mの小型インパクトドライバーです。
穴あけ用のドリルドライバーと締め付け用のインパクトへビットを付けたままにすれば、下穴とネジ締めを交互に繰り返す作業もスムーズ♪
本体のみとバッテリー・充電器付きのセットが流通しているため、購入時はTD090Dに続く末尾と付属品を確認してください。

インパクトは打撃音があり、繊細な締め付けではネジを深く入れすぎることがあります。
小ネジや薄い部材にはクラッチ付きドリルドライバー、長い木ネジや作業量の多い場面にはインパクトと使い分けましょう。
筆者はこのTD090Dを長く使っており、木ネジや棚・台の組み立てでは小型で取り回しやすく、さらに力が必要な作業では18V機を選んでいます。
2種類の役割を整理したい方は、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いも参考にしてください。
マキタの「 TD090D 」は、実作業で使われている小型機で、穴あけとネジ締めを2台へ分けたいDIY初心者におすすめなインパクトドライバーです♪
揃える順番6:トリマーは面取りと溝加工で仕上がりを高める
棚や箱を形にできるようになり、角の手触りや溝加工までこだわりたくなったら、トリマーを追加する段階です。
家具の組み立てそのものには必須ではありませんが、面取りや飾り面、軽い溝加工ができると作品の完成度を上げられます。
代表モデルは筆者使用の京セラMTR-42
代表モデルは、筆者が木工作業で使っている京セラの「 トリマ MTR-42 」です。
MTR-42は400W、32,000min-1のコード式です。
6mm軸ビットに対応し、質量は1.1kg。
決まった作業台で面取りや軽い溝加工を進めたいときに、取り回しやすい大きさです。

トリマーはビットが高速回転するため、材料へビットを当てた状態で起動せず、両手で本体を保持して安定してから加工します。
筆者はこのMTR-42を、棚板や小物の面取り、軽い溝加工に使っています。
最初からトリマーを買うより、棚や箱を組み立てられるようになってから「角を揃えたい」「溝を掘りたい」という目的に合わせて追加するのが無駄の少ない順番です。
実機での面取りやビット交換は、京セラMTR-42の実機レビューで詳しく紹介しています。
京セラの「 MTR-42 」は、実機での加工例を参考に、家具作りへ面取りや溝加工を加えたい方におすすめな電動トリマーです♪
DIYの段階に合わせた揃え方
6種類を一度に買うのではなく、作品を完成させるたびに足りない工程を確認すると、次の1台を決めやすくなります。
図のように、最初の棚や箱はドリルドライバーを中心に完成させ、曲線や研磨が必要になったらジグソーとサンダーを追加します。
長い直線を自宅で切る、長いビスを大量に締める、面取りへこだわる段階で、丸ノコ・インパクト・トリマーへ広げましょう。
予算を抑えるなら最初は3種類に絞る
予算を抑えて家具作りを始めるなら、次の3種類が基本です。
- ドリルドライバー
- ジグソー
- サンダー
材料の長い直線はホームセンターで切ってもらい、自宅では穴あけ、組み立て、曲線や切り欠き、研磨を担当します。
この3種類で作品を作り、できない加工が明確になってから4台目を選ぶと、使わない工具を増やしにくくなりますよ♪
バッテリー式は対応シリーズまで確認する
充電式工具を増やすときは、メーカー名だけでなく、電圧とバッテリーシリーズまで合わせる必要があります。
同じメーカーでも10.8Vと18V、差し込み式とスライド式などで互換性が異なるため、「同じブランドなら使える」と判断しないでください。
本体だけの安い商品を選ぶ前に、対応バッテリーと充電器を持っているかを型番まで確認しましょう。
電動工具を使う前の安全チェック
DIY初心者ほど、工具を動かす前の準備を作業手順へ入れておくことが大切です。
- 材料をクランプで固定し、切断後も落ちない支え方にする
- 刃・ビット・ペーパーの対応サイズと固定状態を確認する
- 保護メガネと作業に合う防じんマスクを着ける
- コードやバッテリーが刃の進路へ入らない位置にする
- 刃・ビット・ペーパーを交換するときは、プラグを抜くかバッテリーを外す
- 取扱説明書の禁止事項と操作手順を、初回使用前に読む
軍手のような巻き込まれやすい手袋は、回転する刃物の近くで使わないでください。
集じん機能があっても粉じんをすべて回収できるわけではないため、換気と保護具も併用しましょう。
DIY初心者の電動工具についてよくある質問
ドリルドライバーとインパクトはどちらを先に買う?
家具作りの最初の1台なら、穴あけとクラッチを使ったネジ締めができるドリルドライバーを先に選ぶのがおすすめです。
長いビスや締め付け本数が増えたら、インパクトドライバーを追加して分業しましょう。
ジグソーがあれば丸ノコはいらない?
曲線・切り欠き・短い直線が中心なら、ジグソーだけで始められます。
合板や長い棚板を自分でまっすぐ切る作業が増えたときに、作業台やガイドと一緒に丸ノコを追加してください。
コード式と充電式はどちらがおすすめ?
ネジ締めや持ち替えが多いドリルドライバーとインパクトは、充電式の取り回しが便利です。
決まった作業台で使うジグソー・サンダー・トリマーは、バッテリー管理が不要なコード式も選びやすい候補になります。
電動工具は6種類すべて必要?
必要ありません。
最初の作品に使う工程から選び、できない加工や負担の大きい作業が見つかったときに次の1台を足すのが基本です。
DIY初心者におすすめな電動工具:まとめ
この記事は「DIY初心者が最初に揃える電動工具6選!家具作りに必要な種類と順番」について書きました。
家具作りでは、ドリルドライバーで穴あけと組み立てを始め、ジグソーとサンダーで切断・研磨へ広げるのが無駄の少ない順番です。
長い直線を自分で切るなら丸ノコ、長いビスや本数の多い作業ならインパクト、面取りや溝加工までこだわるならトリマーを追加しましょう♪
迷ったときは、まず筆者も家具組み立てで使っている マキタ DF030DWSP のようなドリルドライバーと、ホームセンターのカットサービスを組み合わせて最初の作品を完成させるのがおすすめです。
今回紹介した順番と代表モデルを参考に、作りたい家具へ必要な電動工具から少しずつ揃えてみてください。
お気に入りの工具と一緒に、木工DIYを楽しんでいきましょう♪