木材へ穴をあけたり、のみで角を整えたりするなら、作業台に1つあると助かるのが木工用バイス。

材料を手で押さえ続けなくても位置を保ちやすくなるので、両手で工具を扱う作業を落ち着いて進められる頼れる固定具ですよね♪

でも、いざ探してみると、「作業台へ付けっぱなしにするならどのタイプ?」とか、「穴あけで小さな木材を固定するなら、どれを選べばいい?」と、種類の違いに迷ってしまう方も多いはず。

疑問の表情をしたドリボー ドリボー
木工用バイスは、作業台への付け方から選べばいいの?

口幅だけで選んで作業台へしっかり留められないと、ハンドルを回したときに本体が動いたり、穴あけ中に材料の位置がずれたりすることも。

ドリボー ドリボー
常設か後付けかを決めて、固定したい材料の幅を確認しよう!

そこでこの記事では、木工用バイスの選び方を固定方式・口幅・穴あけでの使い方から解説し、人気メーカーの中からおすすめモデルを6商品厳選して紹介します!

筆者も固定式と卓上式のバイスを使い、穴あけ位置をずらしたくない場面では木材を固定して作業しています。

この記事を読めば、自分の作業台と木工DIYの流れに合う木工用バイスが見つかりますよ。

というわけでこの記事は、「木工用バイスおすすめ6選!作業台で木材を固定する種類と選び方」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • 木材をしっかり固定して穴あけや手加工をしたい方
  • 作業台へ常設する木工用バイスを探している方
  • 卓上へ後付けできる万力が欲しい方
  • 小さな部材の穴あけ位置を安定させたい方
  • 木材を傷つけにくい固定方法を知りたい方
迷ったときの後付け型
PICK UP TOOL

SK11 木工バイス 165mm V-6

口幅165mm、作業台へクランプで取り付けられる木工用。保護板付きで木材を挟みたい方へ。

木工用バイスおすすめをまずは一覧で

紹介する6商品を、固定方式と作業の役割で比較します。

常設の作業台なら据え付け型、必要なときだけ出すならクランプ固定型が候補です。ボール盤などで小さな部材に穴をあける場合は、工具テーブルへ留められる穴あけ用も確認しましょう。

外観 商品名 向いている用途 選ぶポイント 購入先
SK11 木工バイス V-6の商品画像 SK11 木工バイス V-6 作業台へ後付けで木材を挟みたい方 口幅165mm・クランプ取付
ナベヤ モッコーバイス HW150の商品画像 ナベヤ モッコーバイス HW150 自作台へ常設したい方 台下型・口巾169mm
トップマン 木工万力 HW-4Cの商品画像 トップマン 木工万力 HW-4C 専用アダプタも使いたい方 台上式・横向き固定に対応
ENGINEER ヤンキーバイス TV-27の商品画像 ENGINEER ヤンキーバイス TV-27 小さな角材を加工したい方 口幅75mm・特殊口金
trad ボール盤バイス SR-BV100の商品画像 trad ボール盤バイス SR-BV100 穴あけ位置を安定させたい方 口金幅100mm・平面底
ベストツール クランプスタンド CS-2Pの商品画像 ベストツール クランプスタンド CS-2P 手持ちクランプを生かしたい方 L/F/C型クランプ用固定台

木工用バイスの選び方

木工用バイスは、次の順番で考えると作業台に合う1台を絞りやすくなります。

  1. 作業台へ常設するか、必要なときだけ付けるかを決める
  2. 固定したい木材の幅と厚みから口幅・口開きを選ぶ
  3. 穴あけなら、工具テーブルへ本体を固定できるかを確認する
  4. 仕上げ材には当て木を使い、あごの跡を防ぐ

常設か後付けかで固定方式を決める

最初に決めたいのは、木工用バイスをどこへ置くかです。

柱や壁へ固定した作業台など、毎回同じ場所で木工をする台なら、ボルトやコーチスクリューで据え付ける固定式が候補です。

作業後に天板を空けたい方や、賃貸・折りたたみ台で作業する方には、天板の端へクランプで留める卓上式が合いますよ。

常設型、卓上後付け型、穴あけ用の木工用バイスを並べて比較した図解

固定方式が決まれば、取り付けられないバイスを先に除外でき、候補を比べやすくなります♪

作業台そのものから見直したい方は、DIY用作業台の選び方も合わせて確認してください。

口幅・口開きは固定する木材から選ぶ

口幅は、左右のあごで支えられる幅の目安です。

棚板の端や幅のある部材を挟むことが多いなら、口幅が広い木工用バイスが心強い選択。小さな角材、ダボ穴をあけるための端材、細かな部品が中心なら、口幅の小さい卓上バイスでも扱いやすくなります。

口開きは、あごの間へ入れられる材料の厚みを決める数値です。

固定したい板の厚みだけでなく、当て木を入れる余裕まで考えて選びましょう。口深さは、材料をどれくらい下まで支えられるかの目安になります。

ドリボー ドリボー
幅・厚み・当て木まで入るかを、手持ちの端材でイメージしよう!

大きなバイスほど何でも固定できるわけではありません。

小物ばかりを扱うなら、必要以上に大きく重い本体より、取り付け・取り外しまで進めやすい卓上型を選ぶ方が作業の準備も軽くなりますよ。

穴あけではバイス本体も動かないように固定する

穴あけで材料がずれると、狙った位置から穴が外れたり、回転する刃に木材が引っかかったりする原因になります。

筆者も、穴の位置をずらしたくない作業や精度を求めるときには、固定式・卓上式のバイスで材料を保持しています。

とくにボール盤で使うバイスは、木材を挟むだけでなく、本体をボール盤テーブルの溝や取付穴へ確実に留めることが大切です。

ボール盤テーブルへバイスを固定し、木材と捨て板をセットして穴あけ前の準備をする図解

貫通穴をあける場合は、下へ捨て板を入れるとテーブルやバイスへ刃が当たるリスクを減らせます。

木材へまっすぐ穴をあける方法も確認して、固定と穴あけの段取りを一緒に整えましょう。

仕上げ材は当て木を挟んで傷を防ぐ

金属のあごで塗装済みの板や家具の部材を直接強く挟むと、へこみや傷が残ることがあります。

木工用バイスには保護板が付くものもありますが、仕上げ済みの材料や柔らかい木材では、端材を当て木としてあごの間へ入れると圧力を広く受けやすくなります。

最初は同じ材の端材で締め付け具合を確かめると、完成部材へ跡を残しにくくなりますよ。

木工用バイスを安全に使うポイント

木工用バイスは、材料をしっかり保持できる反面、取り付け不足や締め付け過ぎが事故・破損につながる固定具です。

作業を始める前に、本体と材料の両方を確認しましょう。

作業台とバイスのがたつきを先に確認する

取り付けネジやクランプが緩んだ状態では、ハンドルを回す力でバイスが傾くことがあります。

木工用バイスのあごと木材の間に薄い当て木を入れて保護する図解

当て木を使う場合も、本体と材料が安定した状態かを先に確認しましょう。

材料を挟む前に、本体を軽く揺すってがたつきがないか、作業台の脚や天板が安定しているかを確認してください。

長い板を片側だけで支えると、重みで材料が下がります。

必要に応じて補助台やクランプを追加し、加工する位置が浮かない状態を作りましょう。

指をあごの間へ入れず、ハンドルを無理に回さない

木材を入れるときは、あごが閉じる側へ指を置かないようにします。

ハンドルへ長い棒を差し込んだり、ハンマーで本体やハンドルをたたいたりして、締め付け力を無理に増やしてはいけません。

材料がうまく固定できないときは、口開きに合わないものを挟んでいないか、当て木が滑っていないか、固定方式そのものを見直しましょう。

木工用バイスおすすめ

それでは、作業台と木材の固定方法で選びやすい木工用バイスを1商品ずつ紹介していきます。

SK11 木工バイス 165mm V-6

1つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、藤原産業のSK11シリーズ「 木工バイス 165mm V-6 」です。

天板へ後付け
PICK UP TOOL

SK11 木工バイス 165mm V-6

口幅165mm、口開80mm。厚さ50mmまでの作業台へクランプで取り付けられる木工用バイス。

「常設の穴あけは避けたいけれど、幅のある木材をしっかり挟みたい」という方に合う木工用バイスですよ♪

口幅165mm、口の開き80mm、口の深さ50mmで、最大50mm厚の作業台へクランプで固定できます。

バイス口には保護用の板(はさみ板)が付くため、木材へ傷を付けにくい構成です。

ドリボー ドリボー
作業台に穴を開けずに始めたいなら、クランプ取付が助かるね!
SK11 木工バイス 165mm V-6

天板が50mmを超える作業台には取り付けられないため、購入前に天板端の厚みを測りましょう。

SK11の「 SK11 木工バイス 165mm V-6 」は、後付けで幅広の木材を固定したい方におすすめな木工用バイスです♪

PICK UP TOOL

SK11 木工バイス 165mm V-6

保護板付きで木材を挟みやすい、クランプ取付型。作業台を共用したいDIY向け。

ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150

2つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、ナベヤの「 モッコーバイス(台下型)HW150 」です。

自作台へ常設
ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150
PICK UP TOOL

ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150

作業台の裏面から固定する台下型。口巾169mm、口開111mmで、自作作業台へ常設したい方へ。

作業場所が決まっていて、「木材を挟む場所を毎回すぐ使える状態にしておきたい」という方へ向く台下型です。

口巾169mm、口開111mm、口深60mmで、作業台の裏面からコーチスクリューまたはボルトで完全に固定する構造。

本体は強靱鋳鉄、ガイドとスクリューは鋼鉄を使い、各種木工所や木型製作所などを最適用途に挙げています。

ドリボー ドリボー
作業台を自作するなら、固定位置まで先に決めておくといいよ!
ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150

取り外して別の場所へ使う用途には向きませんが、材料を置く位置と作業の流れが決まった常設台では、頼れる固定場所になります。

ナベヤの「 ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150 」は、自作の作業台へ木工用バイスをしっかり据え付けたい方におすすめです♪

ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150
PICK UP TOOL

ナベヤ モッコーバイス(台下型)HW150

口巾169mm、口開111mmの台下型。作業台へ固定して木工の定位置を作りたい方へ。

トップマン 木工万力 台上式 HW-4C

3つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、トップマンの「 木工万力 台上式 HW-4C 」です。

横向き固定も考えやすい
トップマン 木工万力 台上式 HW-4C
PICK UP TOOL

トップマン 木工万力 台上式 HW-4C

台上式の木工万力。専用アダプタを組み合わせ、材料を横向きへ固定する使い方にも対応します。

のこぎりびきや手加工で、「材料の向きを変えて両手を使いたい」という方に候補となる台上式です。

専用の木工万力アダプタへ取り付けると、通常は縦向きに固定する材料を横向きに保持できます。

材料をしっかり固定して両手でのこびきを行うことで、楽に切断できる場合があると案内されています。

ドリボー ドリボー
切る方向に合わせて材料の向きを変えられると、姿勢を整えやすいね!
トップマン 木工万力 台上式 HW-4C

アダプタはHW-4C・HW-6C専用なので、固定方向を変える使い方まで考える場合は、対応する組み合わせを確認してそろえましょう。

トップマンの「 トップマン 木工万力 台上式 HW-4C 」は、切断や手加工で材料の向きを工夫したい方におすすめな木工用バイスです♪

トップマン 木工万力 台上式 HW-4C
PICK UP TOOL

トップマン 木工万力 台上式 HW-4C

専用アダプタと組み合わせて横向き固定にも対応。のこぎりびきの姿勢を整えたい方へ。

ENGINEER ヤンキーバイス TV-27

4つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、ENGINEERの「 ヤンキーバイス TV-27 」です。

小物の保持向け
PICK UP TOOL

ENGINEER ヤンキーバイス TV-27

口幅75mm、最大口開84mm。薄板・丸棒・角材へ対応する特殊口金を備えた小型卓上バイス。

小さな角材や薄い板へ穴をあけるなど、「幅の広い木工バイスでは扱いにくい部材を保持したい」という方に合います。

口幅75mm、最大口開84mm、口深さ38mmの小型バイスです。

薄板・丸棒・角材をクランプできる特殊口金を備え、口金を裏返すとフラット口金としても使えます。

ドリボー ドリボー
小さな部材は、形に合う口金で支えると位置を決めやすいよ!
ENGINEER ヤンキーバイス TV-27

幅のある棚板を保持する木工バイスとしては小さいため、細かな部材の穴あけ・固定へ役割を絞るのがポイントです。

ENGINEERの「 ENGINEER ヤンキーバイス TV-27 」は、小さな角材や形の違う部材を卓上で保持したい方におすすめな木工用バイスです♪

PICK UP TOOL

ENGINEER ヤンキーバイス TV-27

特殊口金を裏返すとフラット口金にもなる小型タイプ。細かな木工作業を進めたい方へ。

trad ボール盤バイス SR-BV100

5つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、三共コーポレーションのtradシリーズ「 trad ボール盤バイス SR-BV100 」です。

穴あけ位置を保つ
PICK UP TOOL

trad ボール盤バイス SR-BV100

口金幅100mm、最大口開約100mm。ボール盤テーブルへ取り付け、小さな木材の穴あけ位置を保ちたい方へ。

「ボール盤で小さな木材へ穴をあけるとき、材料を手で押さえず位置を決めたい」という方に向くボール盤バイスですよ。

口金幅は100mm、最大口開きは約100mm、口金の深さは25mm。底面の平面加工は精密仕上げで、テーブル上へ置くための基準を作りやすい構造です。

木材を直接あごで挟む場合は、当て木を入れて傷を防ぎましょう。

ドリボー ドリボー
穴あけの精度を上げたいなら、材料だけでなくバイス本体も固定しよう!
trad ボール盤バイス SR-BV100

作業台の端で長い板を立てて削る用途には向きませんが、ボール盤のテーブルで小物の位置ずれを防ぎたい作業では役割がはっきりします。

tradの「 trad ボール盤バイス SR-BV100 」は、木材の穴あけ位置を安定させたい方におすすめな木工用バイスです♪

PICK UP TOOL

trad ボール盤バイス SR-BV100

口金幅100mm、最大口開約100mm。ボール盤で小さな部材を固定して穴あけしたい方へ。

ベストツール クランプスタンド CS-2P

6つ目のDIYにおすすめな木工用バイスは、ベストツールの「 クランプスタンド CS-2P 」です。

手持ちクランプを活用
ベストツール クランプスタンド CS-2P
PICK UP TOOL

ベストツール クランプスタンド CS-2P

手持ちのL型・F型・C型クランプを固定式万力のように使える、ブナ材のクランプ用固定台2個組。

すでにL型・F型・C型クランプを持っていて、「まずは固定の仕組みを足したい」という方に合う木製スタンドです。

クランプを木製スタンドへセットすると、ベンチバイスやリードバイスのような固定式万力として使えます。

1個あたり150×35×25mmのブナ材で、2個組。卓上でクランプ作業を進めるほか、ドライバーやピンバイス・ドリルなどの小物を置くスペースも備えています。

ドリボー ドリボー
今あるクランプを生かせば、固定の選択肢を増やせるね!
ベストツール クランプスタンド CS-2P

強力型などサイズが大きいクランプには対応しないため、手持ち品の形と寸法を確認してから選びましょう。

ベストツールの「 ベストツール クランプスタンド CS-2P 」は、手持ちクランプを卓上の固定具として生かしたい方におすすめな木工用バイスです♪

ベストツール クランプスタンド CS-2P
PICK UP TOOL

ベストツール クランプスタンド CS-2P

L/F/C型クランプ用のブナ材スタンド2個組。手持ち工具で卓上固定を始めたいDIY向け。

木工用バイスおすすめ:まとめ

この記事は「木工用バイスおすすめ6選!作業台で木材を固定する種類と選び方」について書きました。

木工用バイスは、常設か後付けかを決め、固定したい木材の幅・厚み、穴あけで使うなら本体の取付方法まで確認して選ぶのが大切なポイント。

作業台へ後付けで幅広の木材を挟むなら SK11 V-6 、自作台へ常設するなら ナベヤ HW150 、穴あけ位置を安定させたいなら trad SR-BV100 を基準にすると選びやすいです♪

ドリボー ドリボー
木材がしっかり止まると、穴あけも手加工も落ち着いて進められるよ!

今回ご紹介した選び方とおすすめのモデルを参考に、作業台と木工作業の流れに合う木工用バイスを見つけてくださいね♪

材料の接着・組み立てで横から押さえる固定も必要なら、木工用クランプおすすめも確認してみましょう。

固定が決まったら、木工用ノミの選び方木工用かんなの選び方へ進むと、部材を整える手工具まで続けて選べます。

参考にしたメーカー情報