木材へまっすぐ穴をあけたり、同じ深さの穴を何個もそろえたりするなら、1台あると助かるのが卓上ボール盤。

手持ちドリルで位置を合わせにくい穴あけも、材料を固定して上から送れるので、狙った位置へ加工を進めやすくなる頼れる卓上工具ですよね♪

でも、いざ探してみると、「自分の木工にはどのくらいの大きさが必要?」とか、「小さな部材でも安全に穴をあけられるのはどれ?」と、選び方に迷ってしまう方も多いはず。

疑問の表情をしたドリボー ドリボー
卓上ボール盤は、穴の太さだけで選べばいいの?

チャック能力だけで決めると、材料が支柱へ当たったり、置き場所の強度が足りなかったりして、使い始めてから困ることもあります。

ドリボー ドリボー
材料の大きさ・穴の深さ・置き場所を順番に確認しよう!

そこでこの記事では、卓上ボール盤の選び方を穴あけ能力・フトコロ寸法・送り・設置方法から解説し、DIY木工に合うおすすめモデルを6台厳選して紹介します!

この記事を読めば、自分の木工作業と設置場所に合う卓上ボール盤が見つかりますよ。

というわけでこの記事は、「卓上ボール盤おすすめ6選!DIY木工で穴あけ精度を上げる選び方」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • 木材へ垂直に穴をあけたい方
  • ダボ穴や金具用の穴の位置をそろえたい方
  • 小さな部材を固定して穴あけしたい方
  • 卓上ボール盤の設置サイズや選び方を知りたい方
筆者使用機
SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V
PICK UP TOOL

SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V

木工24mm・鉄工8mmの穴あけ能力、1.5〜13mmチャック、5段変速を備えた300Wの卓上ボール盤。

卓上ボール盤おすすめをまずは一覧で

6台は、穴をあけられる太さだけでなく、材料を置ける余裕と変速の方法が異なります。

迷ったときは、木工作業でよく使うビット径に加えて、材料の端から穴までの距離を先に考えると候補を絞りやすくなりますよ。

外観 商品名 向いている用途 選ぶポイント 購入先
SK11 SDP-300Vの商品画像 SK11 SDP-300V 位置と深さをそろえたい木工 300W・5段変速
京セラ TB-1131Kの商品画像 京セラ TB-1131K バイス付きで始めたい方 木工24mm・鉄工13mm
プロクソン 28128の商品画像 プロクソン 28128 小物を中心に加工する方 小型テーブルドリル
REXON DP2000R Type2の商品画像 REXON DP2000R Type2 13mmチャックが欲しい方 5段変速・テーブル傾斜
EARTH MAN BB-300Aの商品画像 EARTH MAN BB-300A 大きめの材料も扱う方 22kg・角度調節テーブル
ナフコ BB-250Aの商品画像 ナフコ BB-250A 深さをそろえた穴あけ 深さ調節機能・バイス付

卓上ボール盤の選び方

卓上ボール盤は、次の順番で考えると自分の作業へ合う1台を選びやすくなります。

  1. あけたい穴の太さからチャック能力を確認する
  2. 材料の大きさからフトコロ寸法とテーブルを確認する
  3. 同じ深さの穴をあけるなら送りとストッパーを確認する
  4. 本体重量とレバーの可動域から置き場所を決める

穴の太さとビットの軸径からチャック能力を選ぶ

チャック能力は、ボール盤へ取り付けられるドリルビットの軸径の範囲です。

木材へ穴をあける場合も、穴径ではなく、手持ちの木工ドリルやフォスナービットの軸径が入るかを先に確認しましょう。

太い穴をあけたいからといって、ビットの軸がチャックの対応範囲を超えると取り付けられません。

また、材料・ビット・加工条件で無理をさせず、説明書の穴あけ能力内で使うことが大切です。

卓上ボール盤を穴の太さ、材料の大きさ、穴の深さの3点から選ぶ図解

手持ちのビットをそろえたい方は、木工用ドリルビットセットの選び方も確認してください。

材料の大きさはフトコロ寸法とテーブルで確認する

フトコロ寸法は、ドリルの中心から支柱までの距離です。

幅のある棚板や箱の中央寄りへ穴をあける場合は、この余裕が足りないと材料を所定の位置まで入れられません。

テーブルの広さも、小さな部材へ捨て板を添えたり、バイスを固定したりするときに関わります。

加工したい材料を作業台の上へ置くイメージで、穴位置から端までの距離と、部材を支える面積を確認しましょう。

深さをそろえるなら送りと深さ調節機能を見る

送り寸法は、レバーを下げたときにドリルが進める量の目安です。

ダボ穴のように深さをそろえたい加工では、深さ調節機能やストッパーが付くかも大切な判断ポイントになります。

一度に深く送ろうとせず、材料と刃の状態を見ながら進めてください。

ドリボー ドリボー
同じ深さを何個もあけるなら、ストッパーを使うとそろえやすいよ!

深さの決め方は、ドリルストッパーおすすめも参考にして、ビット側の止め方と使い分けましょう。

本体重量と材料の動線から設置場所を決める

卓上ボール盤は本体が重く、レバー操作中も材料を安定して支える必要があります。

ぐらつく台や、材料の前後に余裕がない場所では、まっすぐ穴をあけにくくなります。

設置台は耐荷重だけで決めず、長い板を受ける補助台、電源コード、ベルトカバーを開ける空間まで確保してください。

卓上ボール盤を設置する前に本体重量、レバーの可動域、材料を支える余白を確認する図解

筆者は幅約4m、奥行き約70cmの合板天板を柱へ直接固定し、卓上ボール盤や卓上丸ノコなどを作業の流れに合わせて配置しています。

筆者が自作固定台に据えているSK11卓上ボール盤 SDP-300V
自作固定台に据えた筆者使用機のSK11 SDP-300V。周囲に材料を置ける作業スペースを確保しています。

工具を置けるかだけでなく、材料を運び込み、固定し、穴あけ後に次の工程へ移れる動線まで含めて考えるのがポイントです。

作業台の寸法から考えたい方は、DIY作業台の高さ・幅・奥行きの決め方もご覧ください。

卓上ボール盤を安全に使うポイント

穴あけでは、回転するビットへ材料が引っかかると、材料が振られたり穴位置がずれたりするおそれがあります。

作業前に、材料・バイス・ボール盤本体の順で固定状態を確かめましょう。

小さな材料は手で持たずバイスで固定する

小さな角材や短い端材は、手で押さえたまま穴をあけません。

バイスで材料を保持し、バイス本体もボール盤テーブルへ確実に固定します。

SK11卓上ボール盤のテーブルに取り付けたバイス
筆者使用機のテーブルとバイス。材料を挟む前に、バイス本体が動かない状態を確かめます。

筆者も、穴の位置をずらしたくない作業や精度を求める場面では、材料を固定して使っています。

貫通穴には捨て板を敷くと、抜け際の欠けを抑えやすく、テーブルやバイスへ刃が当たるリスクも減らせますよ。

卓上ボール盤で材料、バイス、捨て板を固定して穴あけする順番を示す図解

ボール盤で固定する部材には、木工用バイスの選び方も役立ちます。

保護具を着け、ベルトの交換は電源を抜いて行う

切りくずから目を守る保護メガネを着け、長い髪や袖、アクセサリーが回転部へ近づかない服装で作業します。

回転数を変えるためにベルトを掛け替える機種は、必ず電源プラグを抜き、取扱説明書の手順に従って作業してください。

異音、がたつき、ビットの曲がりを感じたときは、そのまま続けず原因を確かめましょう。

卓上ボール盤おすすめ

それでは、DIY木工で穴位置と深さをそろえやすい卓上ボール盤を1台ずつ紹介していきます。

SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V

1つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、藤原産業SK11の「 卓上ボール盤 300W SDP-300V 」です。

筆者使用機
SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V
PICK UP TOOL

SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V

木工24mm・鉄工8mm、1.5〜13mmチャック、5段変速。穴位置と深さをそろえたいDIY木工へ。

筆者が使っている300Wのモデルです。

穴の位置をずらしたくない作業や精度を求めるときに、材料を固定して使っています。

木工の穴あけ能力は24mm、チャック能力は1.5〜13mmで、ベルトを掛け替える5段変速と深さストッパーゲージを備えます。

ドリボー ドリボー
位置をそろえたい穴あけは、材料を固定してから始めよう!
SK11卓上ボール盤のバイスに木材を固定して穴位置を合わせた状態
木材をバイスで保持し、刃先と穴位置を合わせた穴あけ前の状態。手で押さえず固定して使っています。

小さな材料は手で持たず、別売りを含むバイスで確実に保持してください。

SK11の「 卓上ボール盤 300W SDP-300V 」は、木工で穴位置と深さをそろえたい方におすすめな卓上ボール盤です♪

SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V
PICK UP TOOL

SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V

筆者使用機。木材へ狙った位置に穴をあける工程を整えたい方へ。

京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K

2つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、京セラの「 卓上ボール盤 TB-1131K 」です。

バイス付属
京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K
PICK UP TOOL

京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K

木工24mm・鉄工13mm、1.5〜13mmチャック。バイスが付属する5段変速の卓上ボール盤。

木工24mm・鉄工13mmの穴あけ能力と、1.5〜13mmのチャック能力を備えたモデルです。

テーブルは上下昇降と傾斜ができ、付属バイスで小さな材料を保持して穴あけしたい方に向きます。

ドリボー ドリボー
初めての1台なら、付属品と設置寸法も一緒に確認しよう!
京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K

本体は幅240×奥行420×高さ580mm、質量20kgのため、設置台の強度と上側の可動域を先に確認しましょう。

京セラの「 卓上ボール盤 TB-1131K 」は、バイス付きで木材と金属類の穴あけを始めたい方におすすめです♪

京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K
PICK UP TOOL

京セラ 卓上ボール盤 TB-1131K

テーブル昇降・傾斜と付属バイスを備えた、木工・鉄工向けの5段変速モデル。

プロクソン テーブルドリル No.28128

3つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、プロクソンの「 テーブルドリル No.28128 」です。

小物加工向け
プロクソン テーブルドリル No.28128
PICK UP TOOL

プロクソン テーブルドリル No.28128

小物の穴あけを中心に進めたい方へ向く、プロクソンの小型テーブルドリル。

穴あけ能力は0.8〜6.0mm、質量は4.0kgで、小さな木工作品や模型、細かな部材の加工を中心にしたい方へ候補になるテーブルドリルです。

大きな板材を扱うモデルではないため、家具用の幅広い部材より、小物を正確に保持する作業へ役割を絞ると選びやすくなります。

ドリボー ドリボー
小物中心なら、本体の大きさより材料を固定しやすいかを考えよう!
プロクソン テーブルドリル No.28128

購入前は、使うドリル径、テーブルの大きさ、加工したい材料の高さを確認してください。

プロクソンの「 テーブルドリル No.28128 」は、小物の穴あけを卓上で進めたい方におすすめなボール盤です♪

プロクソン テーブルドリル No.28128
PICK UP TOOL

プロクソン テーブルドリル No.28128

小型部材の穴位置をそろえたいDIY・ホビー作業へ。

REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2

4つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、REXONの「 小型ボール盤 DP2000R Type2 」です。

13mmチャック
REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2
PICK UP TOOL

REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2

1.5〜13mmのドリルビットを把握でき、5段階で回転速度を調整できる小型ボール盤。

1.5〜13mmのドリルビットを把握でき、材料に合わせて5段階の回転速度を選べるモデルです。

テーブルは左右45度まで傾けられるため、直角穴が基本の木工に加えて、角度を付けた穴あけも必要な方はテーブル固定を確認して使いましょう。

ドリボー ドリボー
角度を付ける加工は、端材で位置と固定を試してから本番へ進もう!
REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2

バイスを固定する作業では、テーブルの溝と取付方法が手持ちの固定具に合うかも見ておくと安心です。

REXONの「 小型ボール盤 DP2000R Type2 」は、13mmまでのビットを使い分けたい方におすすめな卓上ボール盤です♪

REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2
PICK UP TOOL

REXON 小型ボール盤 DP2000R Type2

5段変速と傾斜テーブルを備え、材料に合わせて穴あけを進めたい方へ。

高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A

5つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、高儀 EARTH MANの「 卓上ボール盤 BB-300A 」です。

大きめの設置台向け
高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A
PICK UP TOOL

高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A

木工24mm・鉄工13mm、5段変速、角度調節テーブルとバイスを備えた約22kgのモデル。

木工24mm・鉄工13mmの穴あけ能力、1.5〜13mmのチャック能力を備えるモデルです。

チャックから支柱まで約130mm、チャックからテーブルまで最大約310mmのため、材料の端から離れた穴をあける予定がある方は、加工位置を紙や端材で確認すると判断しやすくなります。

ドリボー ドリボー
大きな本体ほど、設置台と材料の動線を先に作っておこう!
高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A

本体は約22kgあります。持ち運び前提ではなく、強度のある作業台へ据えて使う方に向きます。

高儀 EARTH MANの「 卓上ボール盤 BB-300A 」は、設置スペースを確保して木工の穴あけ幅を広げたい方におすすめです♪

高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A
PICK UP TOOL

高儀 EARTH MAN 卓上ボール盤 BB-300A

大きめの材料も想定し、安定した作業台へ据え置きたい方へ。

ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A

6つ目のDIY木工におすすめな卓上ボール盤は、ナフコの「 卓上ボール盤 BB-250A 」です。

深さ調節機能付
ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A
PICK UP TOOL

ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A

木工24mm・鉄工13mm、1.5〜13mmチャック、深さ調節機能とバイスを備えた5段変速モデル。

木工24mm・鉄工13mmの穴あけ能力を持ち、プーリーで5段階の回転速度を選べる卓上ボール盤です。

深さ調節機能とバイスが付くため、同じ深さの穴を繰り返しあける工程を作りたい方へ候補になります。

ドリボー ドリボー
繰り返し穴をあける前に、端材で深さを一度合わせよう!
ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A

本体は約16kgで、チャックから支柱まで約100mmです。材料を置く向きと穴位置を考え、フトコロの余裕が足りるか確認してください。

ナフコの「 卓上ボール盤 BB-250A 」は、深さをそろえた穴あけを始めたい方におすすめな卓上ボール盤です♪

ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A
PICK UP TOOL

ナフコ 卓上ボール盤 BB-250A

深さ調節機能とバイス付き。小さな材料を固定して穴あけしたい方へ。

卓上ボール盤おすすめ:まとめ

この記事は「卓上ボール盤おすすめ6選!DIY木工で穴あけ精度を上げる選び方」について書きました。

卓上ボール盤は、チャック能力だけで決めず、材料の大きさに合うフトコロ、必要な穴の深さ、バイスを固定できるテーブル、設置台の強度まで確認することが大切です。

迷ったときは、筆者使用機でもある「 SK11 卓上ボール盤 300W SDP-300V 」のように、木工作業で使うビットと設置場所に合うモデルから選びましょう。

ドリボー ドリボー
材料を固定して、端材で穴位置と深さを確かめてから本番へ進もう!

穴あけの準備が整うと、ダボ組みや金具の取り付けも落ち着いて進められますよ♪

参考にしたメーカー・商品情報