針金を必要な長さに切ったり、結束バンドの余りを処理したりするときに、1丁あると助かるのがニッパー。
切りたい場所へ小さな刃を当てられるので、工作や配線まわりの整理にも頼れる工具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「針金用とプラスチック用は別なの?」とか、「ペンチの刃でも代用できる?」と、選び方に迷ってしまう方も多いはず。
刃の種類や切断能力が合わないと、うまく切れなかったり、刃を傷めてしまったりすることも。
そこでこの記事では、ニッパーの選び方を素材・切り口・サイズから解説し、工具メーカーの中から用途の異なる6商品を厳選して紹介します!
この記事を読めば、針金の切断や結束バンドの整理に合う1丁が見つかりますよ♪
というわけでこの記事は、「針金・結束バンドの切断におすすめのニッパー6選!種類と選び方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 針金や銅線を切るニッパーを探している方
- 結束バンドの余りをきれいに処理したい方
- ペンチとの違いや使い分けを知りたい方
- 金属線用と樹脂用を分けて選びたい方
ニッパーのおすすめをまずは一覧で
紹介する6商品を、どんな作業で使いたいかに合わせて比べてみましょう。
金属線を切る1丁と、樹脂の切り口を整える1丁では、選ぶポイントが変わりますよ。
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | フジ矢 強力ニッパ 70-150 | 金属線の基本に | 鉄線・銅線・ピアノ線に対応 | |
| | ツノダ 結束バンドニッパー KBN-150 | 結束バンドの整理に | 刃元で締めて先端で切る | |
| | エンジニア ESDマイクロニッパー NS-04 | 手元の銅線作業に | 小型・バネ・開き幅調整 | |
| | KEIBA プラスチック用ニッパー PL-726 | 樹脂部品の切断に | フラット刃・スプリング付き | |
| | クニペックス ニッパー 70 02 160 | 込み合う場所の線材に | 細いヘッド・コンフォートハンドル | |
| | ロブテックス 強力ニッパー グリップアダプター付 J150KNG | 持ち手の補助を重視 | 保持・簡易バネの2WAY |
並び順は用途ごとの紹介順で、切断力の順位ではありません。
プラスチック用の商品を、金属線用の代わりとして選ばないようにしましょう。
ニッパーの選び方
切る素材と線径をセットで確認する
ニッパー選びで最初に決めたいのが、切る物の材質。
針金と呼ばれる物にも軟鉄線や硬い鋼線があり、銅線と同じ太さまで切れるとは限りません。
商品の「切断能力」は、材質ごとに分けて読みましょう。
| 切りたい物 | 購入前に確認する表示 |
|---|---|
| 軟鉄の針金 | 鉄線・軟鉄線の対応径 |
| 銅の単線 | 銅線の直径、単線の条件 |
| 銅のより線 | より線の対応断面積 |
| ピアノ線などの硬い線 | その材質への対応と直径 |
| 樹脂部品・結束バンド | 樹脂の種類、太さや対応幅 |
単線の「mm」は直径、より線の「mm²」は断面積なので、数字の大小だけで比べないでください。
材質と太さが分かれば、商品パッケージの能力表示に照らして候補を選べますよ。
表示がない材質や能力を超える太さは、対応するカッターへ切り替えましょう。
金属線用の刃と樹脂用のフラット刃を使い分ける
金属線用の強力型と、プラスチック用の薄い刃では、得意な仕事が違います。
針金を切るなら材質別の切断能力、樹脂を際で切るなら刃の平らな面を当てられるかが判断の軸です。
「フラットに切れるから金属線にも便利そう」と考えて、樹脂専用の刃へ硬い線を挟むのは避けましょう。
- 金属線中心:対象の線材に対応する強力型・汎用型
- 樹脂中心:樹脂対応のフラット刃
- 結束バンドを繰り返し締める:つかみ機能のある専用型
刃の薄さは、何でも切れる強さを意味しません。
用途の違う作業をするなら、1丁へ無理にまとめずに分けておくのもおすすめですよ♪
結束バンドは、切れるかだけでなく切り残しも見る
配線をまとめたあとに気になるのが、結束バンドの余った部分。
切断できても、長い切り残しや尖った角があると、あとで手を入れたときに引っ掛かるおそれがあります。
頭部の近くへ刃を寄せられる形か、樹脂の端面を平らに切る用途かを確認してください。
結束バンド用には、バンドをつかんで締める部分と、余りを切る刃を備えた商品もあります。
一方、樹脂用のフラット刃は、樹脂部品の切り残しを抑えたい作業の候補。
刃を差し込むときはバンドの余りだけを狙い、束ねたコードを一緒に挟まないようにしましょう。
切り終わったら、目で端面を確かめ、尖りや長い出っ張りが残っていないか確認してください。
大きさとバネは、手元の作業に合わせる
小さな部品の周りで刃を動かすなら、持ち手も含めた取り回しを優先したいところ。
長い商品は持ち手を握る場所を確保する必要があるので、狭い場所ではヘッドの幅や厚みも確認しましょう。
繰り返し切る作業には、握りを緩めると開くバネ付きも選択肢です。
小型なら誰でも握りやすいとは限らないので、開いたときの持ち手の幅も比べてみてください。
店頭で触れられるなら、指を挟まない位置で軽く開閉し、握り直さずに動かせるかを確かめると選びやすくなりますよ。
ペンチとの違いと、100均で選ぶときのポイント
ニッパーとペンチの違いは、主に刃で切る工具か、先端でつかむ工具かという点。
ペンチにも切断刃のある商品はありますが、切れる位置へ材料を入れる余裕が必要です。
| やりたい作業 | 候補になる工具 |
|---|---|
| 線材を必要な長さに切る | 対応するニッパー |
| 針金をつかむ・曲げる | ペンチ、ラジオペンチ |
| 樹脂の切り残しを整える | 対応するフラット刃のニッパー |
筆者もニッパーを使ってきました。
これからそろえるなら、切る作業と曲げる作業を分けて考えると、手持ちの工具を生かせますよ♪
100均のニッパーも、購入前に材質別の切断能力と用途を確認する点は同じです。
価格や「ニッパー」という名前だけで決めず、切りたい物に対応する表示がある商品を選びましょう。
針金をつかむ道具も必要な方は、ラジオペンチの選び方とおすすめも参考にしてみてください。
ニッパーを使う前に確認したいこと
切断片が飛ぶおそれがあるため、保護めがねを着け、刃先の向きと周囲を確認して作業してください。
眼鏡やマスクと一緒に使う方は、保護メガネの選び方で、掛け合わせやフィット感の確認点も押さえておきましょう。
電気が流れている物には使わないでください。
樹脂グリップやESDの表示があっても、絶縁工具とは限りません。
切れないときは持ち手へ延長パイプを足したり、工具をねじったりせず、材質と能力表示を確認しましょう。
刃こぼれや開閉の異常がある工具は使用をやめ、交換やメーカーへの相談を検討してください。
ニッパーとペンチをまとめて持ち運びたい方は、工具箱の選び方も参考に、工具の長さと中皿の寸法が合う収納を選んでみてください♪
ニッパーおすすめ
それでは、針金・銅線・樹脂の用途別に、おすすめのニッパーを紹介していきます。
金属線を切る基本の1丁と、仕上がりや作業回数に合わせて追加する1丁を分けて見てみましょう。
フジ矢 強力ニッパ 70-150
1つ目のおすすめなニッパーは、作業工具メーカー・フジ矢の「 強力ニッパ 70-150 」です。
「工作用の針金を切る道具を、まず1丁そろえたい」という方の候補ですよ♪
この商品の持ち味は、銅線だけでなく鉄線やピアノ線まで、材質別に切断能力が示されていること。
鉄線は直径2.0mm、銅線は直径3.0mmまでに対応します。
ピアノ線の対応は直径1.0mmまでなので、細い線でも材質の表示を先に確認してください。
針金の長さをそろえるときも、銅の線材を工作用に切り分けるときも、対応範囲を基準に選べます。
一方、樹脂を面と同じ高さに仕上げる目的なら、フラット刃の商品と比べたいところ。
呼びサイズは150mmで、小型の精密用よりも金属線の切断を中心に選びたい1丁です。
フジ矢の「 強力ニッパ 70-150 」は、材質を確かめながら金属線を切る方におすすめなニッパーです♪
ツノダ 結束バンドニッパー KBN-150
2つ目のおすすめなニッパーは、ツノダの「 結束バンドニッパー KBN-150 」です。
棚の裏や作業台まわりで、結束バンドを何本も締めて処理したい方に向く1丁ですよ。
特徴は、刃元のつかみ刃でバンドを締め、先端の刃で余りを切る構造!
締めるためにつかむ部分と、切断する部分を使い分けられます。
対応する結束バンドの幅は8mmまでなので、幅広タイプを使う方は寸法を確認しましょう。
全長は158mmで、頭部を入れる空間だけでなく、持ち手を開ける余裕も必要です。
工具で締めるときは力任せに引かず、束ねる物やバンドの条件に合わせてください。
銅線や軟鉄線にも能力表示がありますが、金属線を切る用途まで含めるなら、その材質ごとの上限を確認するのが基本。
樹脂しか切らない薄刃専用品と同じ扱いにはせず、どの刃を何に使うかを整理しておきましょう。
バンドの余りへ刃を当て、束ねたコードを挟まない向きで使ってください。
ツノダの「 結束バンドニッパー KBN-150 」は、結束バンドの締め付けと切断をまとめたい方におすすめなニッパーです♪
エンジニア ESDマイクロニッパー NS-04
3つ目のおすすめなニッパーは、エンジニアの「 ESDマイクロニッパー NS-04 」です。
手元で銅線を切り分けるなら、小型の工具も比べておきたいですよね。
NS-04は小型の本体で、大きな持ち手を振り回したくない細かな作業の候補です。
握りを緩めると開くバネに加え、刃の開き幅を調整できる金具も備えています。
銅線の切断を対象にした工具なので、工作用の線材を手元で切り分けたいときに検討できます。
線材の太さは、手元の商品のパッケージにある切断能力へ照らして選びましょう。
小型でも、銅線の対応径を鉄線へ置き換えることはできません。
軟鉄の針金も切りたいなら、鉄線への対応が示された商品を別に選んでください。
ESDは静電気対策の仕様で、感電を防ぐ絶縁機能とは別のもの。
電気が流れている物には使用せず、通電していない銅線などの切断に使いましょう。
手元用と金属線用を分けて持ちたい方にも、役割を決めて追加しやすい1丁ですよ。
エンジニアの「 ESDマイクロニッパー NS-04 」は、小型の工具で銅線の切断を進めたい方におすすめなニッパーです♪
KEIBA プラスチック用ニッパー PL-726
4つ目のおすすめなニッパーは、マルト長谷川工作所のブランド・KEIBAの「 プラスチック用ニッパー PL-726 」です。
樹脂部品の端を切るなら、切断力だけでなく、刃を当てた側の仕上がりも気になりますよね。
PL-726はフラット刃を備え、樹脂の切り残しを抑えたい作業で選びたいタイプです。
刃の平らな側を切り残しを減らしたい面へ向けるので、表裏を確かめてから当てましょう。
切断能力はABS樹脂で直径5.0mmまでとされ、呼びサイズは150mmです。
同じ太さでも材質の違う樹脂に、そのまま同じ能力を当てはめないでください。
スプリング付きなので、樹脂の小さな部分を繰り返し切り分ける作業にも候補になります。
仕上げたい面に刃を寄せられるかは、周りの出っ張りやヘッドの入る空間でも変わるもの。
凹んだ場所の奥を切りたい方は、工具の外形と作業箇所を見比べておきましょう。
この商品は樹脂用なので、針金も切る作業には金属線用のニッパーを別に用意してください。
フラット刃は切り口を選ぶための仕様で、硬い線へ使うための仕様ではありません。
KEIBAの「 プラスチック用ニッパー PL-726 」は、樹脂部品の切り残しを抑えたい方におすすめなニッパーです♪
クニペックス ニッパー 70 02 160
5つ目のおすすめなニッパーは、ドイツの工具メーカー・クニペックスの「 ニッパー 70 02 160 」です。
線材の周囲に部品がある場所では、刃の能力に加えて、ヘッドを入れられるかも大切ですよね。
70 02 160は細いヘッドを備え、込み合った場所で線材へ刃を当てたい方の候補です。
軟線と硬線を対象にした切刃を持ち、細い銅線は刃先でも切断できる設計。
全長は160mmで、持ち手にはコンフォートハンドルを採用しています。
小型のマイクロニッパーと迷うなら、手元の取り回しを優先するか、線材に合わせた汎用型を選ぶかで比べましょう。
「硬線用」という説明だけで材質や直径を決めず、実際に切る線材と商品の能力表示を照合してください。
刃先まで入る形でも、工具を横へねじって線を引きちぎる使い方は避けましょう。
樹脂の端面を面一に整える作業が中心なら、樹脂用フラット刃と役割を分けるのがおすすめ。
金属線用の1丁として、ヘッドの入り方と持ち手を合わせて選びたい商品ですよ。
クニペックスの「 ニッパー 70 02 160 」は、線材の周囲へ細いヘッドを入れて切りたい方におすすめなニッパーです♪
ロブテックス 強力ニッパー グリップアダプター付 J150KNG
6つ目のおすすめなニッパーは、ロブテックスの「 強力ニッパー グリップアダプター付 J150KNG 」です。
金属線を切る工具で、持ち手の補助も一緒に考えたい方へ紹介したい1丁ですよ。
注目したいのが、握る補助と簡易バネの2通りに使えるグリップアダプター!
黒いアダプターが付属し、保持を補う使い方と、開閉を補助する使い方を選べます。
鉄線は直径2.0mm、銅線は直径2.6mmまでに対応します。
ここでいう鉄線は針金などの軟鋼材が対象で、ピアノ線は切断できません。
極細の線材も対象外なので、細いから必ず切れると考えずに、作業に合わせて小型用と分けましょう。
本体の全長は163mmで、金属線を切る基本のサイズとして比較できる商品です。
アダプターの簡易バネ機能は、工具になじむまで開きにくい場合があります。
アダプターを落下防止用には使わず、取付方法と用途を守って使用してください。
ロブテックスの「 強力ニッパー グリップアダプター付 J150KNG 」は、金属線の切断と持ち手の補助を合わせて選びたい方におすすめなニッパーです♪
ニッパーおすすめ:まとめ
この記事は「針金・結束バンドの切断におすすめのニッパー6選!種類と選び方」について書きました。
ニッパーは、切る材質と太さ、欲しい切り口、持ち手の大きさから選ぶのが大切なポイント。
金属線向けのフジ矢、結束バンド向けのツノダ、小型のエンジニア、樹脂用のKEIBAなど、用途で得意な仕事が変わります。
ヘッドの入り方を重視するクニペックス、持ち手の補助に注目したロブテックスも選択肢ですよ。
迷ったら、金属線の切断には「 フジ矢 70-150 」、結束バンドの整理には「 ツノダ KBN-150 」を起点に、作業に合う方を比べてみてください♪
樹脂の端面を整えることが中心なら、「 KEIBA PL-726 」のようなフラット刃が候補です。
今回の選び方とおすすめ商品を参考に、切りたい素材へ合うニッパーを選んでみてください。
道具を上手に使い分けて、工作や整理を気持ちよく進めましょう♪