スツールや椅子の座面にレザーを張るなら、1台あると助かるのが手動タッカー。
折り返した生地を木の下地へ留められるので、座面づくりの仕上げに出番のある工具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「小さな MAX TG-H でもレザーを固定できる?」とか、「握るのが大変で、途中で手が疲れないかな……?」と、購入を迷う方も多いはず。
針の長さや下地との相性が合わないと、針が浮いたり、材料の裏へ突き出たりすることも。
そこでこの記事では、筆者がスツールのレザー張りで使っているMAX TG-Hをレビューし、使った感想と、購入前に確認したい針・下地・作業場所の選び方を解説します!
この記事を読めば、自分の座面づくりにTG-Hが合うか、準備するものまで整理できますよ♪
というわけでこの記事は、「MAX TG-Hを実機レビュー!スツールのレザー張りで使った感想と選び方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- MAX TG-Hを買う前に、実際のレザー張りでの使用感を知りたい方
- スツールや椅子の座面を自分で作りたい方
- 軽い手動タッカーを探している方
- 針が入る条件と、本体以外に必要な準備を確認したい方
MAX TG-Hを実機レビュー
それでは、筆者が座面のレザー張りで使っている、マックスの「 ミニタッカ TG-H 」を紹介していきます。
筆者の用途は、木工で作るスツールのレザーを合板へ固定することです。
使って感じた魅力は、軽い本体で続けて作業しやすいところ。
慣れないうちは打ち損じもありましたが、体重をかけるように押さえて打つと、針がきれいに入りました♪
購入を考えている方には、「どんな材料へ打った感想か」とセットで参考にしてほしい1台です。
まずは使用した場面と、判断のポイントをまとめます。
| 確認したいこと | 筆者の使用例・選ぶときのポイント |
|---|---|
| 何に使ったか | 木工で作るスツールのレザー張り |
| 固定した下地 | 合板 |
| 打ち込みの感想 | 体重をかけるように押さえると、針がきれいに入った |
| 慣れるまで | 打ち損じがあったが、慣れると扱えた |
| 続けて使うとき | 軽く、連続作業も快適に感じた |
| 購入前に見る条件 | 使う針の適合、下地、生地の重なり、射出口を当てられる位置 |
このあと、裏側の固定状態と表側の作例を見ながら、使いどころを具体的に見ていきましょう。
裏側へ折り返したレザーを合板へ固定する
座面を張るとき、タッカーが受け持つのは、生地を下地へ留める部分です。
下の写真は、黒いレザーを木の裏側へ折り返し、針で留めている製作途中の様子です。
表に出したくない固定部分を、座面の裏側へまとめる使い方ですね。
写真の端には、折り返す途中の生地も残っています。
仕上げる前に裏側を確認できると、針を打つ場所と、これから折り込む部分を区別しやすくなりますよ。
この作業に使うタッカーを選ぶなら、下地の材質だけでなく、本体を当てるための平らな場所があるかも見ておきましょう。
座面の枠や脚が射出口の近くへ張り出していると、本体を垂直に当てにくい場合があります。
工具を買う前に座面の裏側を見ることが、使える1台を選ぶ近道です♪
表側の作例から分かる、角と折り返しの関係
こちらは、茶色いレザーを張った座面の作例です。
黒いレザーの写真とは別の作例として、表側と角の形を見てください。
正面から目に入るのは、針そのものよりも生地の表面と角の収まり。
タッカーの打ち込みやすさに加え、生地の張り具合や折り返し方も仕上がりに関わります。
角をきれいに収めたいときは、生地を整えてから固定する順番も大切です。
自分の座面で試すときは、表側だけを見て終わらず、裏の針が浮いていないかも確認してください。
生地の端を触る際は、針先や浮いた針に指を当てないよう注意が必要です。
写真は外観の作例であり、針の保持力や座面の耐久性を測定した結果ではありません。
座面を使う前には、固定状態に加えて、木枠や脚など家具全体のぐらつきも確かめたいところです。
TG-Hで使いやすかったところと、慣れるまでのこと
使い心地で印象に残ったのは、本体の軽さと、押し当て方で打ち込みが変わったことです。
ここでは、筆者が合板へのレザー固定で感じたことを整理します。
体重をかけるように押さえると、針がきれいに入った
使い始めには打ち損じもありましたが、慣れてからは問題なく作業できました。
筆者の場合は、本体を押さえ、体重をかけるように打つと針がきれいに入る感覚です。
ただハンドルを握り込むことだけに意識を向けず、射出口を材料へ当てた状態を保つのがポイントになります。
取扱説明書でも、射出口を打ち込み対象へ垂直に押し当ててから、ハンドルを押す使い方が示されています。
手元を安定させるには、座面を支える台も大切です。
ぐらつく場所で無理に力をかけず、材料が動かない状態で使ってください。
針が入りにくいときは、力を増やし続ける前に、使っている針と下地を確かめましょう。
硬い下地との相性や、射出口の当たり方など、確認する場所を分けると対処を考えやすくなります。
筆者の使用例は合板への固定で、あらゆる木材への打ち込みを試したものではありません。
210gの軽さは、続けて打つ作業で助かる
MAX TG-H の質量は210gです。
筆者も軽く感じており、スツールのレザー張りで続けて使う作業は快適でした♪
座面づくりでは、一度だけ打って終わるより、留める位置を変えながら使う場面が多くなります。
本体の重さを控えたい方には、この使い方が選ぶ理由になりますよ。

ただし、本体が軽いことと、ハンドルを動かす力が誰にとっても小さいことは別です。
手の大きさや握り方によって感覚は変わるので、実物を触れられるなら、指が自然に届くかも確認しましょう。
持ち運ぶ重さと、握ったときの扱いやすさを合わせて選びたいですね♪
電源を用意せず、固定する場所へ持っていける
TG-Hは手でハンドルを押して使う工具なので、バッテリーやコンプレッサーを用意する必要がありません。
木工用の電動工具を持っていても、電池のメーカーを合わせずに追加できるのが手動式の気軽さです。
使う頻度が高くない場合も、本体と適合する針をひとまとめにしておくと準備しやすいですよ♪
その一方で、針を打つたびにハンドルを操作するため、大量の作業では握る動作を繰り返します。
まずは自分が張る座面の数や、作業を分けて進められるかを考えて選んでみてください。
小さな本体でも、針が入ったままなら不用意な操作で打ち出す危険があります。
置くときや持ち替えるときも射出口の向きに注意し、子どもの手の届かない場所で管理しましょう。
購入前は、下地と使う針から確認する
TG-Hを選ぶ際に先に決めたいのが、何を、どこへ固定するかです。
レザーの色や表面の見た目だけでなく、針が入る下地と、折り返して重なる部分まで確認しましょう。
下地の硬さと、生地が重なる部分を見る
メーカーは、TG-Hについて硬木には打ち込めない場合があると説明しています。
筆者は合板へ使いましたが、別の座面へ使うなら、その材料でも試し打ちをすることが大切です。
合板という名前が同じでも、手元の材料で針が収まるかを確かめてから、本番へ進んでください。
角を折り返した部分は、平らな辺より生地が重なりやすい場所。
針を選ぶときは、伸ばした生地1枚だけでなく、実際に留める部分の重なりも見ておくと判断しやすくなりますよ♪
下地と生地を一緒に用意して試すと、本体だけを見て選ぶよりも、自分の作業に合うか確かめられます。
試す材料は安定した場所へ置き、裏側へ針先が突き出す可能性を考えて、手や体を添えないでください。
足長6mm・8mmは、対応する針の長さ
TG-H が対応するステープルの足長は6mmと8mmです。
この数値は針の足の長さで、固定できる生地の厚さや、どんな座面にも使えるという意味ではありません。
下地へ入る部分と、生地を通る部分があるため、手元の材料の厚さも合わせて考えましょう。
足長が長ければよいと決めず、薄い下地では裏側への突き出しも確認する必要があります。
取扱説明書に記載されている使用ステープルは、T3-6M・1208F・No.3-3Mです。
この3種類は、針の名称に「タッカー用」「ホッチキス用」と書いてあるかだけで選ぶより、型番で照合するのが確実ですよ。
細かな寸法や購入先は、MAX TG-Hの替針3種類を比べた記事にまとめています。
写真の作例と材料が違う場合も、手元の下地と生地を重ねて確認するのが基本です。
購入するときは、自分の材料と、本体に指定された針の両方を確認しましょう。
打ち込み専用なので、紙を挟んでとじる用途とは分ける
TG-Hは、針を材料へ打ち込むタッキング専用です。
一般的なホッチキスのように、紙を挟んで針先を裏側で曲げる使い方はできません。
商品名に「ホビーホッチキス」と書かれていても、この違いを確認してから選んでください。
座面の裏側へ生地を留めたい方なら、今回のような打ち込みの使い方になります。
紙とじも兼用したい方は、2WAY機能を明記した別製品を候補にすると用途に合わせやすいですよ♪
複数の本体から選びたい場合は、DIY向けガンタッカーのおすすめ比較も参考になります。
作業台と保護メガネも、一緒に準備する
本体が手軽でも、針を打ち出す工具であることは同じです。
取扱説明書では、作業する人だけでなく、周囲の人も保護メガネを着用するよう指定されています。
顔を射出口へ近づけず、作業する場所を周りの人と分けて準備しましょう。
座面を安定して置ける場所があれば、工具を材料へ垂直に当てる姿勢も取りやすくなります。
自分の座面を置いたときに、打ち込み位置まで無理なく手が届くかも確かめてみてください。
台の寸法を考えたい方には、DIY作業台の高さ・サイズを決めるガイドも役立ちます。
異常を感じたときは使用をやめ、本体を改造して打ち込みを強くしようとしないでください。
針の装填や取り出しの際も射出口を人へ向けず、取扱説明書の操作を守ることが大切です。
TG-Hを買うときに比べたいこと
ここまでの使用感と条件が自分の作業に合うなら、最後は出品の内容を確認しましょう。
本体の価格だけでなく、使いたい針を一緒に準備できるかも見ておくと、届いてからの買い足しを減らせますよ♪
本体と替針だけの商品を取り違えない
通販でTG-Hを検索すると、本体に加えて、対応する替針も候補に出てきます。
商品名と写真を見て、本体が含まれている出品かを確認してください。
本体の商品品番はTG91171で、替針の型番とは別です。
針とのセット商品を選ぶ場合も、同梱される針の型番と数量を確認しておきましょう。
装填数100本という仕様は、本体へ入れられる本数を示しています。
購入時に付いてくる針の数量と混同せず、セットの内容は販売ページで照合するのがポイントです。
手元に替針を持っている方は、箱の型番が対応品かを先に確認すると、必要なものだけ注文できますよ♪
高いモデルなら硬い下地へ打てる、とは考えない
メーカーはガンタッカシリーズの打込力を、ほぼ同じと案内しています。
価格の高いモデルへ替えれば、TG-Hで入らなかった硬木にも必ず入る、という選び方はできません。
比べるときは、使える針、ボディーの構造、操作のしやすさなど、製品ごとの違いを確認しましょう。
打てない原因が下地との相性なら、本体の値段だけを上げても、困りごとの解決につながらない場合があります。
自分の下地で使えるか、メーカーや販売店へ相談してから候補を絞ると選びやすくなりますよ。
TG-Hが向いているのは、軽い本体で座面を張りたい方
筆者の使用例からおすすめしたいのは、合板を下地にしたレザー張りで、軽い手動タッカーを使いたい方です。
本体を押し当てる姿勢を整え、適合する針で試し打ちしてから作業を進めましょう。
長い針が必要な用途や、紙とじとの兼用を考えている方は、対応する別機種も比較してください。
マックスの「 ミニタッカ TG-H 」は、軽い本体でスツールや椅子のレザー張りを進めたい方におすすめな手動タッカーです♪
MAX TG-Hの実機レビュー:まとめ
この記事は「MAX TG-Hを実機レビュー!スツールのレザー張りで使った感想と選び方」について書きました。
筆者はスツールのレザーを合板へ固定するときにTG-Hを使い、軽く、連続作業も快適だと感じています。
使い始めの打ち損じはありましたが、体重をかけるように押さえて打ち、慣れることで扱えるようになりました。
購入前には、本体を当てる場所、下地、生地の重なり、対応する針を確認するのがポイントです。
自分の材料で試しながら、お気に入りの座面づくりに取り入れてみてください♪
参考にしたメーカー情報
- マックス公式:TG-Hの特長・用途・仕様
- マックス公式:TG-H取扱説明書(使用ステープル、安全作業、装填方法、打ち方)