マキタの軽いインパクトドライバーを選ぶとき、候補になりやすいのが10.8Vの2機種。

小回りの利くTD090Dと、スライド式バッテリーを使うTD110Dは、どちらも木工DIYで手に取りやすいサイズですよね♪

でも、いざ選ぼうとすると、「パワーはどれくらい違う?」とか、「同じ10.8Vならバッテリーを共用できる?」と迷う方も多いはず。

疑問の表情をしたドリボー ドリボー
軽さならTD090D、パワーならTD110Dと考えていいの?

型番だけで決めると、手持ちのバッテリーが付かなかったり、必要な作業で力不足を感じたりすることも。

ドリボー ドリボー
まずはバッテリー方式と、よく締める木ネジの作業量を比べよう!

そこでこの記事では、筆者が使っているマキタの「 TD090D 」と「 TD110D 」を、公式仕様と実際の使用場面から比較します!

筆者は軽い木ネジ締めではTD090D、力や作業時間に余裕が欲しいときはTD110Dを使っています。

この記事を読めば、自分の作業とバッテリー環境に合う10.8Vインパクトを判断しやすくなりますよ。

というわけでこの記事は、「マキタTD090DとTD110Dの違いを実機比較!10.8Vインパクトはどっちがおすすめ?」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • TD090DとTD110Dの違いをまとめて知りたい方
  • 軽さとパワーのどちらを優先するか迷っている方
  • 10.8V差込式とスライド式の違いを確認したい方
  • 木工DIYに使うマキタの小型インパクトを探している方
  • 本体のみとバッテリーセットを買い間違えたくない方

TD090DとTD110Dの違いを比較

先に結論をまとめると、軽さと細身の握りを重視するならTD090D、締め付けの余裕とスライド式バッテリーを重視するならTD110Dが選びやすいです。

比較項目TD090DTD110D
バッテリー10.8V差込式10.8Vスライド式
最大締付トルク90N・m110N・m
回転数0〜2,400min-10〜2,600min-1
打撃数0〜3,000min-10〜3,500min-1
寸法長さ155×幅54×高さ178mm長さ153×幅66×高さ204mm
質量0.92kg1.0kg
向いている使い方軽作業・持ち替えが多い作業力が必要な組み立て・長めの作業
TD090Dは軽さ、TD110Dはパワーとスライド式バッテリーを基準に選ぶ比較図

寸法と質量は、各機種の説明書に記載されたバッテリー装着条件です。

最大締付トルクは、どちらもM12・強度区分10.9の高力ボルトを3秒締め付けたときの公称値で、木材やネジ、下穴の状態によって実際の締まり方は変わります。

最大締付トルクはTD110Dが20N・m高い

公称の最大締付トルクは、TD090Dが90N・m、TD110Dが110N・mです。

どちらもコーススレッド22〜90mmに対応していますが、数字の余裕はTD110Dが上。

筆者もTD090Dでは力不足を感じる組み立てで、TD110Dを使っています。

ドリボー ドリボー
小屋やカーポートなど、締め付け量が増える作業ではTD110Dの出番!

ただし、20N・mの差がそのまま作業時間の差になるわけではありません。

材料、ネジ径、下穴、バッテリー残量をそろえた実測比較ではないため、ここでは公称値と使用場面を分けて判断しましょう。

TD090Dは80g軽く、幅と高さも小さい

TD090Dはバッテリー込み0.92kg、TD110DはBL1015装着時1.0kgです。

差は80gですが、TD090Dは幅54mm・高さ178mmと細身。

作業台で持ち替えたり、短い木ネジを締めたりする場面では、この小ささが扱いやすさにつながりますよ♪

全長だけを見るとTD110Dが153mmで、TD090Dより2mm短い構成です。

全長だけで小ささを決めず、幅・高さ・装着するバッテリーまで見比べてください。

回転数と打撃数はTD110Dが高い

回転数はTD090Dが0〜2,400min-1、TD110Dが0〜2,600min-1。

打撃数は3,000min-1に対して3,500min-1です。

TD110Dのほうが公称値は高いものの、両機ともトリガーの引き具合で回転を調整するタイプ。

薄い材料や小さなネジでは、数字の大きさよりゆっくり始める操作を優先しましょう。

10.8Vでもバッテリーは共用できない

TD090DとTD110Dで最も間違えたくないのが、バッテリー方式の違い。

TD090Dは差込式、TD110Dはスライド式

TD090Dはグリップの中へ差し込む10.8Vバッテリー、TD110Dはグリップ下へ横から装着する10.8Vスライド式バッテリーを使います。

電圧は同じでも形と対応機種が異なるため、2機種のバッテリーは相互に取り付けられません。

TD090Dの10.8V差込式とTD110Dの10.8Vスライド式は共用できないことを示す図

購入前は、TD090Dなら差込式、TD110DならBL1015やBL1040Bなどスライド式の対応型番を確認しましょう。

ドリボー ドリボー
手持ちの電池を使うなら、電圧だけでなく形と型番まで照合しよう!

本体のみとセット品も確認する

TD110DZは本体のみで、バッテリー・充電器・ケースが別売です。

TD110DSHXはBL1015が2個、充電器DC10SA、プラスチックケース、プラスビット2-65、フックを含むセットとして説明書に掲載されています。

TD090Dも本体のみとセット品が流通しているため、商品名だけで判断せず、販売ページの付属品欄を確認してください。

すでに対応バッテリーと充電器を持っているなら本体のみ、初めて同じ系列を買うならセット品から検討すると買い足しを整理しやすいです。

TD090DとTD110Dを木工で使った違い

筆者は両方を木工作業で使っていますが、役割を分ける基準は作業の重さと長さです。

TD090Dは軽作業で手に取りやすい

TD090Dは、作業台まわりの固定、木材の仮組み、棚や下地まわりの木ネジ締めで使っています。

筆者がマキタTD090Dで木材へ木ネジを締めている様子
TD090Dで木ネジを締めているところ。軽さを生かし、短い作業や持ち替えが多い場面で使っています。

本体が細身で軽いため、「ここを少し締めたい」という場面で手が伸びやすい1台。

小回りを優先し、強い締め付けを連続させない作業ならTD090Dの良さを生かせます。

一方、インパクトドライバーなので、小さなネジや薄い板では締めすぎに注意が必要です。

トリガーを少しずつ引き、材料の様子を見ながら進めましょう。

TD110Dは力と作業時間に余裕が欲しい場面

TD110Dは、TD090Dでパワーが足りないと感じる作業に使っています。

筆者が所有しているマキタTD110Dの実機
筆者所有のTD110D。小屋・カーポートのDIYや、力が必要な組み立てで使っています。

小屋やカーポートを作るとき、力が必要な組み立てを続けるときはTD110Dの出番。

スライド式には容量4.0AhのBL1040Bも説明書に掲載されており、バッテリー容量を重視する選び方もできます。

容量が大きいバッテリーは作業時間を確保しやすい反面、装着時の重さも増えます。

軽さを優先する日はBL1015、容量を優先する日は対応する大容量バッテリーというように、作業内容で考えるのがポイントです。

それでは、TD090DとTD110Dの購入先を順番に紹介していきます。

TD090Dが合いやすいのは、次のような方です。

  • 軽さと細身の握りを優先したい
  • 10.8V差込式バッテリーを持っている
  • 作業台や棚まわりで短い木ネジ締めが多い
  • パワーより持ち替えやすさを重視する
軽さと小回り
マキタ 充電式インパクトドライバ TD090D
PICK UP TOOL

マキタ 充電式インパクトドライバ TD090D

10.8V差込式、最大締付トルク90N・m、バッテリー込み0.92kg。軽さと細身の取り回しを優先したい方向け。

販売ページでは、差込式バッテリーの有無と付属する充電器を確認してください。

マキタ 充電式インパクトドライバ TD090D

マキタの「 TD090D 」は、軽い10.8Vインパクトを短い木工作業で使いたい方に向くモデルです♪

TD090D単体の使用感は、マキタTD090Dの実機レビューで詳しく紹介しています。

TD110Dが向いている人

TD110Dが合いやすいのは、次のような方です。

  • TD090Dより締め付けに余裕が欲しい
  • 10.8Vスライド式の対応工具をそろえたい
  • 小屋やカーポートなど作業量の多いDIYに使う
  • 対応する大容量バッテリーも選択肢に入れたい
力とセット内容
PICK UP TOOL

マキタ 充電式インパクトドライバ TD110DSHX

10.8Vスライド式、最大締付トルク110N・m。BL1015を2個、DC10SA、ケース、プラスビット2-65、フックを含むセット。

最初から一式そろえるなら、バッテリー2個とケースを含むセット内容が便利です♪

マキタ 充電式インパクトドライバ TD110DSHX

マキタの「 TD110DSHX 」は、スライド式バッテリーと締め付けの余裕を重視し、必要な一式をそろえたい方に向くセットです♪

TD110Dを使う作業や注意点は、マキタTD110Dの実機レビューも参考にしてください。

TD090DとTD110Dでよくある質問

初めて買うならどっちがおすすめ?

軽さを最優先するならTD090D、締め付けの余裕とスライド式バッテリーの展開を重視するならTD110Dが候補です。

本体の差だけでなく、これから同じバッテリーで使いたい工具まで考えて選びましょう。

TD090DとTD110Dのバッテリーは共用できる?

共用できません。

TD090Dは10.8V差込式、TD110Dは10.8Vスライド式です。

購入前に本体の型番と、バッテリーに表示された型番を公式説明書で照合してください。

TD110Dなら90mmのコーススレッドを必ず締められる?

両機の説明書にはコーススレッド22〜90mmと記載されていますが、材料の硬さ、ネジ径、下穴、バッテリー残量で結果は変わります。

割れや締め込み不足を防ぐため、材料に合う下穴をあけ、1本ずつ状態を確認しながら作業しましょう。

TD090DからTD110Dへ買い替えると電池も必要?

TD090Dの差込式バッテリーはTD110Dへ取り付けられないため、TD110D用のスライド式バッテリーと対応充電器が必要です。

手元にスライド式の対応電池がなければ、バッテリーと充電器を含むセットから検討すると買い忘れを防げます。

マキタTD090DとTD110Dの違い:まとめ

この記事は「マキタTD090DとTD110Dの違いを実機比較!10.8Vインパクトはどっちがおすすめ?」について書きました。

TD090Dは0.92kgの軽さと細身の取り回し、TD110Dは最大締付トルク110N・mとスライド式バッテリーが主な判断材料です。

筆者は短い木ネジ締めや持ち替えが多い作業ではTD090D、小屋・カーポートなど力と作業時間に余裕が欲しい場面ではTD110Dを使っています。

ドリボー ドリボー
軽さ・パワー・手持ちのバッテリー、この3つを並べると選びやすいよ!

軽さを優先するなら TD090D 、スライド式の一式と力の余裕を求めるなら TD110DSHX を基準に選んでください。

作業に合う10.8Vインパクトで、木工DIYを気持ちよく進めましょう♪

参考にしたメーカー公式情報