棚や木箱をDIYしていて、角のぐらつきが気になるときに役立つのがL字金具。
木材の二面へ後からビスで留められるため、直角を保ちたい接合部や、組み上げた家具へ補強を足したい場面で頼れる金具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「L字金具はどのサイズを選べばいい?」とか、「ビスは手元のコーススレッドでいいの?」と、選び方に迷ってしまう方も多いはず。
金具だけを大きくしても、木材へ収まらなかったり、穴と合わないビスで固定したりすると、きれいに取り付けにくくなります。
そこでこの記事では、L字金具のサイズ・材質・ビスの選び方と、L字金具の取り付け方を解説します!
この記事を読めば、棚や家具の補強に合うL字金具を選び、接合部を落ち着いて固定できますよ。
というわけでこの記事は、「L字金具の選び方!棚・家具の補強に合うサイズとビスの選び方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 棚や木箱の角を後から補強したい方
- L字金具のサイズとビスの組み合わせに迷う方
- 木材を直角に組み立てるときの補助が欲しい方
- 金具を使った接合と木工用ボンドを使い分けたい方
- 取り付け後のぐらつきやビスの浮きを防ぎたい方
L字金具は木材の角を後から補強できる金具
L字金具は、直角に折れた金具の両面をビスで留め、二つの面をつなぐ部品です。
棚板と側板の内側、木箱の角、家具の枠など、組み上げた後に補強を足したい場所で使えます。
木材の表面へ当てて固定するため、接合部が表から確認しやすく、緩みを点検したり、必要に応じて外したりしやすいのが特徴です。
筆者も木工作業で、写真のように木材の二面へL字金具を当て、両側からビスで固定しています。
ただし、壁へ棚板を支える棚受けと、小型のL字金具で家具の角を補強する作業は別ものです。
壁面棚は荷重だけでなく、壁の下地や取付面の状態まで確認してください。
L字金具が向く場面と、別の接合方法が向く場面
L字金具は、組み上げた木箱や家具の内側から、角を後から補強したいときに向く方法です。
木材の表面へ当ててビスで留めるため、接合部の様子を確認しながら作業を進められます。
一方で、金具が表から見えない仕上がりにしたい場合や、接合面同士をしっかり密着させたい場合は、ボンドやダボを組み合わせるほうが合うことも。
| 作りたい状態 | 考えやすい方法 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 木箱や棚の角を後から補強したい | L字金具とビス | 金具の両辺とビス穴が木材へ収まるか |
| 接合面を密着させて固定したい | 木工用ボンドとクランプ | 仮組みと圧締の準備ができるか |
| 表から金具やビス頭を目立たせたくない | ダボ接合と木工用ボンド | 穴位置と深さをそろえられるか |
| 棚板を壁から支えたい | 棚受け用ブラケット | 壁の下地・取付面・荷重を確認できるか |
筆者がL字金具を使うのは、二枚の木材を直角に合わせた状態で、内側からビス留めして位置を保ちたい場面です。
接合方法を一つに決め打ちせず、見た目、組み立て順、外せる必要があるかまで考えると選びやすくなりますよ♪
木工用ボンドやダボを含めて比べたい方は、木材の接合方法7選も参考にしてください。
L字金具を選ぶ4つのポイント
取り付ける場所に収まる辺の長さで選ぶ
最初に見るのは、L字の両側が木材へ無理なく収まるかどうかです。
金具の辺が長すぎると板からはみ出し、短すぎるとビス穴の位置を取りにくくなることも。
金具を当てる面の幅を測り、穴の周囲にも木材が残る大きさを選びましょう♪
補強したい場所に合う厚みと形状を選ぶ
小物や薄板の位置を保つだけなら、木材へ収まりやすい小型の金具が候補です。
一方で、力がかかる接合部は、金具の厚みや穴数だけでなく、木材側の厚みと接合方法まで含めて考える必要があります。
棚板の下を支える目的なら、棚受け用として設計されたブラケットを選び、取付先の強度も確認してください。
屋内か湿気のある場所かで材質を分ける
屋内の家具や木箱なら、表面処理された鉄製のL字金具が選択肢になります。
水気や湿気の影響を受けやすい場所では、材質と表面の状態を確認し、用途に合うものを選びましょう。
ステンレス製を選ぶ場合も、材質表示は見た目ではなく商品仕様で確認するのが確実です。
金具の穴径とビス頭が合うか確認する
L字金具の穴へ太すぎるビスを無理に通すと、金具がきちんと座らなかったり、ビス頭が穴へ収まらなかったりします。
反対に細すぎるビスでは、穴の中で金具が動きやすくなることも。
購入前に、金具メーカーが案内するねじ径、穴径、ビス頭の形を確認してください。
手元のビスを使う場合は、端材と金具で一度締めて、頭の収まりと木材の割れを確かめると安心です♪
木材の幅、金具の辺の長さ、穴の位置、使うビスを並べて確認すると、購入後に金具だけが合わない失敗を減らせます。
L字金具を取り付ける前にそろえるもの
金具とビスだけを用意して始めると、位置決めや直角確認の途中で手が止まりやすくなります。
接合部を固定する前に、次の道具を作業台へそろえておきましょう。
- L字金具: 木材の幅とビス穴の位置に合うもの
- ビス: 金具の穴と頭の形が合い、木材を突き抜けない長さのもの
- 鉛筆: 金具の穴位置と基準線を付けるもの
- メジャーまたは定規: 木材の幅と金具を置く位置を測るもの
- スコヤ: 二枚の木材が直角になっているか確かめるもの
- ドリルドライバーと下穴用のビット: 必要に応じて木割れを抑えるためのもの
- クランプ: 金具を取り付ける前に部材の位置を保つもの
木材の幅や金具位置を一人で測るなら、DIY用コンベックスの長さと幅の選び方で、5.5m・25mm幅を基準にした選び方も確認しておきましょう。
筆者は、金具を付ける前に木材を仮組みし、スコヤで二面の直角を確かめてからビス位置を決めています。
クランプで固定する順番や、スコヤを当てる位置は、木箱・棚を直角に組み立てる方法で詳しく解説しています。
ビスは金具・木材・取り付ける位置を一緒に見る
ビス選びでは、長さだけを見て決めないことが大切です。
金具の穴へ通る太さか、ビス頭が穴の周囲へ無理なく収まるか、木材の裏側へ突き抜けないかを一緒に確認してください。
木材の端へ近い位置へビスを打つほど、割れを避けるための下穴や金具の位置調整が重要になります。
手元のビスで迷うときは、使う金具と同じ厚みの端材へ一度打ち、ビス頭の収まりと木材の状態を確かめると安心です。
コーススレッドの太さ・長さ・下穴の考え方は、コーススレッドのサイズ表と選び方もあわせてご覧ください。
L字金具の取り付け方:木材へ固定する手順
1. 接合部を仮組みして金具を当てる
木材を完成時と同じ向きで合わせ、L字金具を当てる位置を決めます。
金具をいきなり固定せず、板の端からの距離、金具が木材からはみ出さないか、ビス穴が節や割れの近くに来ていないかを確認しましょう。
棚や箱を直角に組みたいときは、先に木箱・棚を直角に組み立てる方法で、クランプとスコヤを使う手順も確認しておくと進めやすいですよ。
2. ビス穴の位置へ印を付ける
位置が決まったら、金具の穴から木材へ印を付けます。
片側だけを先に固定すると部材がずれることがあるため、両面の位置を確認してから進めるのがコツ。
印を付けた後に金具を外し、必要に応じて下穴をあけます。
3. 木材に合う下穴をあける
薄い板の端や、割れやすい木材へビスを打つ場合は、下穴をあけると木割れを抑えやすくなります。
下穴はビスより大きくしすぎず、使うビスと木材に合わせて端材で試してください。
穴あけが斜めになるとビスも傾きやすいので、木材へドリルでまっすぐ穴をあけるコツも参考になります。
4. 軽く固定して直角と位置を確認する
最初から強く締め込まず、両側のビスを軽く入れた段階で、部材の端と直角を確認します。
この時点なら、金具の位置を少し調整しやすいところ。
直角の確認には、止型スコヤと完全スコヤの違いで紹介しているようなスコヤが役立ちますよ♪
5. 位置が決まってから本締めする
位置と直角が整ったら、金具が傾かないよう両側を少しずつ締めます。
ビス頭を必要以上に沈めると木材へ食い込みすぎたり、金具が歪んだりすることがあるため、金具がぐらつかない位置で止めましょう。
仮置きから本締めまで順番に進めると、金具だけで無理に直角を作ろうとせず、部材の位置を確認しながら固定できますよ♪
取り付け後は金具の浮きと木材の状態を確認する
本締めが終わったら、金具の両面が木材へ当たっているか、ビス頭が浮いていないかを確認します。
木材の端に割れが出ていないか、部材を軽く動かして接合部がずれていないかも見ておきましょう。
違和感があるときは無理に締め増しせず、一度ビスを緩めて金具の位置、下穴、木材の状態を見直すのが安心です。
L字金具で失敗しやすい3つのポイント
ビスの長さだけで選んでいる
ビスは長ければ強いとは限りません。
木材を突き抜けない長さか、金具の穴とビス頭が合うか、木材の端へ近すぎないかまで確認しましょう。
コーススレッドの太さ・長さ・下穴の考え方は、コーススレッドのサイズ表と選び方で詳しく解説しています。
金具を締め付けだけで直角にしようとしている
木箱や棚の組み立てで部材が傾いたまま金具を締めると、完成後もねじれや隙間が残りやすくなります。
先にクランプで位置を保ち、スコヤで直角を確認してから金具を取り付けてください。
L字金具は直角を保つ助けになりますが、曲がった部材を無理に矯正するための部品ではありません。
木材の端へ近すぎる位置へ打つ
ビス穴が木材の端に近すぎると、下穴をあけても割れにつながることがあります。
金具の位置を少し内側へ逃がせないか、より小さい金具へ変えられないかを確認しましょう。
薄板や細い材では、ビス・木ねじ・スリムビスの使い分けも重要です。
コーススレッドと木ねじ・スリムビスの違いもあわせてご覧ください。
L字金具の選び方でよくある質問
L字金具は一つだけで補強してもいい?
必要な金具の数は、木材の大きさ、接合部の形、力が掛かる向きで変わります。
一つの金具だけで固定するか迷うときは、まず金具を当てた状態で部材が回らないか、他の接合方法と組み合わせる必要がないかを確認してください。
人が乗る物、転倒すると危険な家具、壁や建物に関わる部分は、一般的なDIYの目安だけで金具の数を決めないようにしましょう。
L字金具は外側と内側のどちらへ付ける?
仕上がりで金具を見せたくない場合は、木箱や棚の内側へ付ける方法が候補です。
ただし、内側へ付けられるかは棚板や側板の位置、ビスを打つ方向、工具が入る余裕で変わります。
金具を当てる前に、ビスを回すためのドライバーやビットが届くかまで確かめておくと、取り付け途中で困りにくくなりますよ。
下穴は必ず必要?
木材の種類、板の厚み、ビスの太さ、端からの距離で必要性は変わります。
薄い板の端や割れが心配な場所では、下穴をあけてからビスを入れると作業を進めやすくなります。
下穴をあけない場合も、いきなり本番材へ打ち込まず、端材で金具とビスの組み合わせを試してください。
ボンドで接着した後にL字金具を付けてもいい?
ボンド接着とL字金具は、役割を分けて使えます。
接着面をボンドで密着させ、金具は位置を保つ補助として内側へ取り付ける方法もあります。
ただし、接着剤の圧締や養生は使う製品の表示に従い、金具を付けたことでクランプや直角確認を省かないようにしましょう。
L字金具を探すときの目安
家具や木箱の角を補強する小型の金具を探すなら、 L字金具をAmazonで検索 し、寸法図と対応するねじ径を確認してください。
屋内で使う一般的な金具、湿気を考えたい場所向けの材質、棚板を支えるブラケットは、同じ「L字」の形でも役割が異なります。
作りたい物と取付先が決まってから、サイズ・材質・穴の仕様が合う製品へ絞ると選びやすくなりますよ♪
L字金具の選び方:まとめ
この記事は「L字金具の選び方!棚・家具の補強に合うサイズとビスの選び方」について書きました。
L字金具は、木材へ収まるサイズ、補強したい場所に合う形状、使用環境に合う材質、穴とビスの相性を確認して選ぶのが大切です。
迷ったときは、まず接合部へ金具を当て、両側のビス穴が木材へ無理なく収まるかを確認してみましょう。
金具で補強する接合、ボンドで固定する接合、ダボで隠す接合を使い分けたい方は、木材の接合方法7選も参考にしてください♪
作りたい家具に合う方法を選び、安心してDIYを楽しみましょう♪