板の厚さや丸棒の太さを確認するなら、1本あると助かるのがデジタルノギス。
定規を横から当てて迷いやすい寸法も、材料を挟んで数値で読み取れる、DIYの頼れる測定工具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「安い樹脂製でも十分?」とか、「0.01mmまで表示されるものなら、どれも同じ精度?」と、ノギスの選び方に迷ってしまう方も多いはず。
測れる大きさや誤差の条件が合っていないと、材料を挟めなかったり、細かな寸法の違いを判断しきれなかったりすることも。
そこでこの記事では、DIY向けデジタルノギスの選び方を測定範囲・材質・器差・便利な機能から解説し、シンワやミツトヨなどのメーカーからおすすめモデルを6本厳選して紹介します!
この記事を読めば、材料の寸法確認に合うデジタルノギスが見つかりますよ。
というわけでこの記事は、「DIY向けデジタルノギスおすすめ6選!板厚・丸棒・穴径を測るための選び方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 板厚や丸棒の直径を数値で確かめたい方
- 樹脂製と金属製のどちらを買うか迷っている方
- 表示桁数と測定精度の違いを知って選びたい方
- 小物用から長く使う1本まで比較したい方
DIY向けデジタルノギスおすすめをまずは一覧で
板厚・外径・内径に加えて穴の深さも測るなら、デプスバー付きの金属製150mmタイプから比較すると候補を絞りやすくなります。
表面への傷を抑えたい材料の大まかな寸法確認には樹脂製、小物だけなら100mmタイプも選択肢ですよ♪
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | シンワ測定 デジタルノギス 大文字2 150mm 19995 | 文字高13mmの大型液晶 | 0.01〜150mm・155g・SR44・デプスバーあり | |
| | A&D プラスチックノギス AD-5765A-150 | 材料を傷つけにくい樹脂製 | 0〜150mm・約50g(電池含む)・CR2032・デプスバーなし | |
| | SK11 デジタルノギス 100mm SDV-100 | 100mmまでの小物測定 | 0.01〜100mm・本尺ステンレス・SR44・デプスバーあり | |
| | ムラテックKDS デジタルノギス150N DC-150NBP | 表示ユニットも金属製 | 0〜150mm・188g・SR44・デプスバーあり | |
| | 新潟精機 デジタルノギス 150mm GDCS-150 | 別売機器で測定値を転送 | 0〜150mm・175g・CR2032・デプスバーあり | |
| | ミツトヨ ABSデジマチックキャリパ CD-15APX | 原点位置を記憶するABS方式 | 0〜150mm・SR44・デプスバーあり・データ出力なし |
価格だけで迷ったら、まず「細かな寸法の判断が必要か」「深さを測るか」の2点を確認しましょう。
DIY向けデジタルノギスの選び方
板厚・外径・内径・深さのどれを測るか決める
ノギスを選ぶとき、最初に整理したいのが測定する場所。
板の厚さや丸棒の外径は大きなジョウで挟み、穴や管の内径は小さなジョウを内側へ当てて測ります。
先端から伸びる細いデプスバーがあれば、穴の入口を基準に深さを測定することもできます。
- 板厚:板の表裏を外側測定用のジョウで挟む
- 丸棒の直径:円の中心を通る向きで外側から挟む
- 穴径:内側測定用のジョウを穴の両側へ当てる
- 穴の深さ:デプスバー付きのモデルを選ぶ
穴の深さまで測りたい方は、購入前に商品写真の本尺の端と、仕様欄の「デプスバー」を確認してください。
細い穴や浅い溝は測定面がうまく入らないこともあるため、測定範囲に加えて先端形状まで合わせるのが大切です。
材料の大きさに合わせて100mm・150mmを選ぶ
板厚や小さな金具から少し大きな部材まで扱うなら、150mmまで測れるタイプが候補になります。
測定範囲に余裕を持たせると、用途が増えたときにも使い続けやすいですよ♪
一方、小さな材料だけを測るなら100mmタイプも便利な選択。
「100mm」は工具の全長ではなく、測れる寸法の上限なので、収納場所に収まるかは本体寸法で確認しましょう。
幅の広い板や長材を測る作業には、DIY用コンベックスのおすすめで紹介している巻尺が役立ちます。
ノギスは厚さや直径、コンベックスは全体の長さ、と測る場所で使い分けると道具選びもスムーズ。
最小表示と器差を分けて比較する
「0.01mm表示」は、画面の数値が変わる最小の刻みを表します。
測定の正確さを選ぶときは、それに加えて「器差」や「最大許容誤差」の欄を確認しましょう。
同じ表示桁数でも、製品によって許容される誤差の大きさは異なります。
例えば0.01mm表示で器差が±0.20mmのモデルでは、0.01mm刻みの表示だけを根拠に細かな寸法差を判定するのは不向きです。
比較表の精度欄を見るときは、外側・内側などの測定方式と、量子化誤差を含むかどうかもそろえてください。
量子化誤差の「±1カウント」は、表示の最小刻み1つ分を意味します。
仕様欄で別記されている場合は、器差の数値だけを抜き出して他製品と比べないようにしましょう。
寸法を測る前には、材料と測定面の切りくずを取り、軽く閉じてゼロ表示を確認することも大切です。
材料を斜めに挟んだり、強く押してたわませたりすると、工具の仕様とは別に測定誤差が生じます。
樹脂製と金属製を作業内容で選ぶ
塗装面や柔らかい材料を測るなら、材料を傷つけにくい樹脂製が候補です。
軽いモデルを選べば、材料と一緒に持ち運ぶ負担も抑えられます。
細かな寸法まで確認したい方は、金属製の中から必要な器差を満たすモデルを選びましょう。
「金属だから正確」と材質だけで決めず、測定面の状態と仕様を一緒に見るのがポイント。
筆者も大学ではデジタル式と目盛り式のノギスを使い、材料を測定していました。
デジタル式は数値を直接読み取れますが、材料へ測定面を正しく当てる基本は目盛り式と共通です。
どちらを使う場合も、測定面に材料をまっすぐ当ててから数値を確認してください。
ホールド機能・電池・保管方法を確認する
材料に当てたまま画面を確認しにくいなら、表示を固定するホールド機能が役立ちます。
数値を保持してから手元へ戻せるので、読み取りのために姿勢を変える場面でも助かりますよ♪
- ホールド:測定した表示値を固定する機能
- ゼロセット:基準の位置をゼロにし、寸法差を読む機能
- サムローラー:指で転がしてスライダーを微調整する機構
電池はSR44やCR2032など、購入する型番に指定された種類を用意しましょう。
付属のモニター電池は寿命が短い場合があるため、交換用も合わせて確認しておくと作業を始めやすくなります。
切削や研磨をした直後の机では、木工用集じん機の選び方も参考に、測定する場所の木粉を取り除いてください。
測定後は乾いた柔らかい布で汚れを拭き、付属ケースに収めておきましょう。
DIY向けデジタルノギスおすすめ
それでは、DIY向けデジタルノギスのおすすめを紹介していきます。
シンワ測定 デジタルノギス 大文字2 150mm 19995
1つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、シンワ測定の「 デジタルノギス 大文字2 150mm 19995 」です。
「細かい目盛りを追うより、大きな数字で寸法を確認したい!」という方に合う1本ですよ♪
文字高13mmの大型液晶が特徴で、材料を挟んだ後の数値を読み取りやすくしています。
150mmまでの測定範囲があるので、板厚だけでなく、丸棒や小さな部材の幅を調べる作業にも対応できます。
材料同士の厚さを比べたいときは、基準の材料を挟んでゼロセットし、もう一方との差を読み取りましょう。

外側と内側の最大許容誤差はいずれも±0.03mmで、測る場所を変えるときにも条件を把握しやすい仕様です。
穴の深さを測るデプスバーも備えています。
手元の板厚から穴径まで、1本で確認したい方の比較の出発点にしてみてください♪
デジタルユニット部は防滴構造ですが、水に浸けて使う用途には向きません。
木粉や水分を拭き取ってから保管し、屋外へ持ち出す場合も測定する場所を整えましょう。
デジタルノギス 大文字2 150mm 19995 は、大きな数字で材料の寸法を読み取りたい方におすすめなデジタルノギスです♪
A&D プラスチックノギス AD-5765A-150
2つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、A&Dの「 プラスチックノギス AD-5765A-150 」です。
塗装した部材や樹脂の小物を、表面への傷を抑えて測りたい方に向くモデルです。
ジョウと本尺は樹脂製で、電池を含めて約50gと軽いのが特徴。
材料を持ち替えながら大まかな寸法を確かめるなら、この軽さが助かりますよ♪
外側と内側の測定に対応し、ホールドで表示を固定することもできます。

このモデルで押さえておきたいのは、最小表示と器差の違い。
画面は0.01mm刻みで表示します。
器差は25℃で±0.20mmなので、この条件を細かな寸法の判定に使えるか確認しましょう。
細かな仕上がり寸法を判定する用途より、材料の大きさや部品の目安寸法を確認する作業に合います。
表示桁数だけで選ばず、必要な誤差の範囲から判断してください。
デプスバーを備えていないため、穴の深さも測る予定なら他のモデルが候補になります。
外径・内径の確認に用途を絞ると、樹脂製の軽さを活かして使えますよ。
プラスチックノギス AD-5765A-150 は、傷を抑えながら材料の大まかな寸法を確認したい方におすすめなデジタルノギスです♪
SK11 デジタルノギス 100mm SDV-100
3つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、SK11の「 デジタルノギス 100mm SDV-100 」です。
薄い板や小さな金具など、100mmまでの材料に用途を絞って持ちたい方におすすめです。
測る物が小さいと分かっているなら、必要な範囲を備えた短いタイプから選ぶのも一案。
小物を扱う机の上で、寸法確認用の1本を用意しやすくなりますよ♪
本尺はステンレス製で、外側・内側・深さ・段差の測定に対応します。

100mmタイプでもホールドとゼロセットを備えており、材料同士の比較にも使えます。
購入前に確認したいのは、測定する方向による器差の違いです。
外側測定は±0.03mm、内側測定は±0.05mmなので、穴径を判断するときは内側の条件を使いましょう。
100mmを超える幅や外径は測定範囲外です。
後から大きな部材も測る予定がある方は、収納時の小ささだけで決めず、先に必要な測定範囲を整理してください。
デジタルノギス 100mm SDV-100 は、100mmまでの小さな材料を測りたい方におすすめなデジタルノギスです♪
ムラテックKDS デジタルノギス150N DC-150NBP
4つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、ムラテックKDSの「 デジタルノギス150N DC-150NBP 」です。
表示部分のケースも金属製で選びたい方に合う、150mmタイプです。
本尺とジョウはステンレス、表示部は亜鉛合金という構成。
樹脂ケースとは材質が異なるため、持ったときの重さも含めて選ぶポイントになります。
材料へ測定面を近づけるときは、サムローラーを指で転がして細かく動かしましょう。

スライダーを動かすと電源が入る機能があり、表示のホールドにも対応しています。
板厚や外径を測るだけでなく、深さや段差も同じ道具で確認したい場面に便利ですよ♪
器差は±0.03mmで、説明書には量子化誤差±1カウントも別に記載されています。
精度で他機種と比べるときは、この条件を含めて確認しましょう。
電池込みで約188gあるため、軽さを優先するなら樹脂製や軽量モデルも比較対象です。
金属製ケースでも落下の衝撃で測定精度は変わり得るので、使い終えたら収納ケースへ戻してください。
デジタルノギス150N DC-150NBP は、金属製の表示ケースと細かな送り操作で選びたい方におすすめなデジタルノギスです♪
新潟精機 デジタルノギス 150mm GDCS-150
5つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、新潟精機の「 デジタルノギス 150mm GDCS-150 」です。
材料を何点も測り、数値をパソコンへ記録する作業まで考えている方の候補です。
別売のBluetoothBOXに対応しているため、必要になった段階でワイヤレス送信へ展開できます。
手作業で数値を控える量が増えてきたときに、購入を検討したい機能ですよ♪
本体にはホールド機能があり、検査時の数値を記した検査表も付属します。

測定範囲は150mmまでで、外側・内側・段差・深さの確認に使えます。
最大許容誤差の±0.03mmには量子化誤差の±1カウントを含まないため、仕様の注記も合わせて読みましょう。
選ぶ理由は、記録作業へ広げられることと、個体の検査表が付くこと。
BluetoothBOXは別売で、ノギス本体だけではパソコンへの無線送信はできません。
たまに板厚を測ってメモするだけなら、転送機能を選定の必須条件にせず、表示や予算で絞ると選びやすくなりますよ。
デジタルノギス 150mm GDCS-150 は、測定値をパソコンへ記録する使い方も考えている方におすすめなデジタルノギスです♪
ミツトヨ ABSデジマチックキャリパ CD-15APX
6つ目のDIYにおすすめなデジタルノギスは、ミツトヨの「 ABSデジマチックキャリパ CD-15APX 」です。
繰り返し材料を測るために、原点を記憶するタイプを選びたい方へ向く1本です。
ABS方式は基準となる原点位置を記憶する仕組みで、電源を入れるたびのゼロセット操作を省けます。
測定を何度も中断・再開する作業では、基準設定の手間を減らせるのがうれしいポイント♪
測定範囲は150mmまでで、板厚や丸棒の外径から、穴の内側や深さまで確認できます。

外側測定の最大許容誤差は±0.02mmで、段差・深さ測定の最大許容誤差は±0.04mmです。
板厚や丸棒を挟むときは外側測定、穴の深さを測るときは深さ測定の条件で選びましょう。
原点を記憶していても、測定面の清掃と測定前のゼロ確認は続けましょう。
このCD-15APXには測定データの出力端子がないため、記録の自動化を考えている方は出力対応モデルとの選び分けが必要です。
材料の寸法を手元で読み取る作業を中心に、原点記憶を使って繰り返し測りたい方へおすすめします。
ABSデジマチックキャリパ CD-15APX は、原点を記憶する方式で繰り返し材料を測りたい方におすすめなデジタルノギスです♪
DIY向けデジタルノギスおすすめ:まとめ
この記事は「DIY向けデジタルノギスおすすめ6選!板厚・丸棒・穴径を測るための選び方」について書きました。
選ぶときは、測る場所と大きさを決めてから、器差・材質・ホールド機能を比較するのがポイント。
大きな表示のシンワ、軽い樹脂製のA&D、小物向けのSK11など、作業に合わせて選べる個性がそろっています。
迷ったら、板厚・穴径・深さをまとめて測る候補として シンワ 大文字2 19995 から比較してみましょう。
表面への傷を抑えたい材料の大まかな寸法確認なら A&D AD-5765A-150 、原点記憶を重視するなら ミツトヨ CD-15APX も候補になります。
板厚を測った後に切断線を引く作業では、DIY向けスコヤのおすすめも組み合わせると、採寸から墨付けへ進めやすくなります。
今回の比較を参考に、材料の寸法を確かめたい場面に合うデジタルノギスを見つけてください。
お気に入りの測定工具と一緒に、DIYの準備を整えていきましょう♪