棚や箱をまっすぐ組み立てるなら、1本あると助かるのがスコヤ。
部材へ当てるだけで直角を確かめられ、切断線の墨付けから組み立て途中の確認まで支えてくれる頼れる測定工具ですよね♪
でも、いざ探してみると、「止型スコヤと完全スコヤの違いは?」とか、「家具と小さな部材ではどう使い分ける?」と、似た形の選び方に迷ってしまう方も多いはず。
用途を考えずに選ぶと、測りたい場所へ本体が入らなかったり、45°の墨付けができずに別の定規が必要になったりすることも。
そこでこの記事では、止型スコヤと完全スコヤの違いを、測れる角度・形状・向いている作業から比較し、木工での使い分けと正しい使い方を解説します!
筆者はシンワ測定の62081を直立した家具へ、62006を小さな部材の組み合わせへ使い分けています。
この記事を読めば、自分の作業に合うスコヤと、直角を確かめるときの正しい当て方が分かりますよ。
というわけでこの記事は、「止型スコヤと完全スコヤの違いは?木工での使い分けと正しい使い方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 止型スコヤと完全スコヤの違いを知りたい方
- 棚や箱をまっすぐ組み立てたい方
- 90°と45°のどちらを測るか迷っている方
- スコヤを部材へ正しく当てる方法を確認したい方
- シンワ測定62081と62006の使い分けを知りたい方
止型スコヤと完全スコヤの違いを一覧で比較
止型スコヤと完全スコヤの大きな違いは、測れる角度と本体の形です。
完全スコヤは90°の確認と墨付けに役割を絞った基本形で、止型スコヤは90°に加えて45°も扱えます。
| 比較項目 | 止型スコヤ | 完全スコヤ |
|---|---|---|
| 測れる角度 | 90°・45° | 90° |
| 形の特徴 | 45°側にも当てやすい幅広の形 | 台と竿を90°に固定したシンプルな形 |
| 得意な作業 | 家具の直角確認、45°の墨付け | 小さな部材、箱物、90°の墨付け |
| 選びやすい人 | 1本で90°と45°を使いたい方 | 直角確認を中心に使いたい方 |
| 筆者の使用例 | 直立した家具・棚 | 小さな部材の組み合わせ |
どちらが上位という関係ではなく、測りたい角度と部材の大きさに合わせて使い分ける道具です。
実際に筆者が使っているシンワ測定62081と62006は、メーカー公表の90°精度がどちらも100mmにつき0.1mm以下。
精度の数字だけで優劣を決めず、形と作業場所で選ぶのがポイントです♪
止型スコヤは90°と45°を1本で確認できる
止型スコヤは、直角に加えて45°の確認や墨付けも行いたい方に向いています。
幅のある台を部材へ当てやすく、棚や箱の直角確認から、留め継ぎに使う45°線まで1本で対応できます♪
家具や棚の直角確認に使いやすい
筆者が使っている シンワ測定 止型スコヤ 62081 は、170×100×15mmの標準型です。
直立した家具や棚へ当てるときは、本体を片手で支えながら、台と部材が密着しているかを確認しています。
家具が直立している状態では、目で眺めるだけだとわずかな傾きを判断しにくいため、基準となる面へスコヤを直接当てるほうが確実です。
ただし、スコヤが示すのは当てた二つの面の角度なので、床に対する垂直を調べたい場合は水平器や下げ振りを使いましょう。
45°の墨付けにも対応できる
62081は左右の45°と90°を確認でき、45°側の精度は100mmにつき0.2mm以下です。
額縁や枠の留め継ぎなど、部材の角を45°で合わせたい作業では、別の分度器を出さずに線を引けますよ♪
一方、90°しか使わない小物作業では、幅のある形がかえって場所を取ることも。
45°を使う頻度が低く、狭い場所での直角確認が中心なら、完全スコヤも候補に入れてください。
完全スコヤは小さな部材の90°確認に向く
完全スコヤは、台と竿が90°に固定されたシンプルなスコヤです。
小箱や引き出し部品など、90°だけを素早く確認したい作業で扱いやすく、木材の端から直角線を引く用途にも便利です♪
部材を組み合わせる途中で当てやすい
筆者はシンワ測定 完全スコヤ15cm 62006を、小さな部材同士を組み合わせるときの直角出しに使っています。
組み立て途中はクランプや手が周囲にあるため、必要な場所へすっと差し込みやすいシンプルな形が頼りになりますよ。
ボンドを使う場合は、固まってからずれに気づいても直しにくいもの。
木工用クランプで固定する作業でも、締め付ける途中に完全スコヤを当て直すと、部材の傾きを早めに修正できますよ。
62006は裏面の角目で取り寸法を求められる
シンワ測定 完全スコヤ 62006 の本体サイズは177×100×8mmで、質量は114gです。
裏面には角目があり、丸太から取れる角材の大きさを求める用途にも使えます。
ただし、木工DIYで棚や箱を作る方にとっては、まず90°の確認と墨付けへ使えることが大きな役割です。
45°の線を引く機能はないため、留め継ぎまで行うなら止型スコヤや止型定規を併用しましょう。
スコヤで直角を正しく確認する使い方
スコヤは、部材へ置くだけで正しい角度が出るわけではありません。
基準面の状態と台の当て方がずれると、精度の高いスコヤを使っても確認結果が変わります。
基準面を掃除して台を密着させる
最初に、スコヤを当てる面の木くず・乾いたボンド・バリを取り除きます。
次に台を基準面へ密着させ、台を浮かせないまま竿ともう一方の部材とのすき間を確認してください。
一か所だけで判断せず、部材の上・中央・下など複数の位置へ当てると、ねじれや反りにも気づきやすくなります。
スコヤを強く押し付けると薄い部材が動くため、基準面へ沿わせる程度の力で確認しましょう。
墨付けは台を動かさず細い線を引く
墨付けでは、台を木材の端へ密着させたまま、鉛筆やけがき針を竿へ沿わせます。
太い鉛筆線は切る位置が曖昧になりやすいため、芯を細く整え、線のどちら側を残すかも決めておくのがコツです。
長い切断線を引く場合は、スコヤの竿が短いまま何度も継ぎ足すより、長い定規へ基準を移したほうがずれを抑えられますよ♪
丸ノコで切断するなら、墨線だけに頼らず丸ノコガイド定規の選び方も確認しておくと安心です。
組み立てはクランプを締めながら再確認する
箱や棚は、最初に直角を出しても、クランプを締める力で部材が動く場合があります。
一気に本締めせず、軽く固定した段階でスコヤを当て、対角寸法も比べてから少しずつ締めましょう。
ボンドがはみ出したときはスコヤへ付着させないよう拭き取り、使用後も台と竿の接合部をきれいに保ちます。
落下させた場合や接合部にガタつきがある場合は、そのまま基準にせず、直角が保たれているか点検してください。
止型スコヤと完全スコヤはどっちを選ぶ?
どちらか1本を選ぶなら、これから最も多く行う作業で決めます。
- 90°と45°を1本で使いたい: 止型スコヤ
- 小さな部材の90°確認が中心: 完全スコヤ
- 家具や棚へ当てる面積を取りたい: 標準型の止型スコヤ
- 狭い箱の内側や部品へ差し込みたい: 15cm前後の完全スコヤ
- 深さや水平も測りたい: コンビネーションスコヤも検討
DIYで作る物がまだ決まっていないなら、90°と45°を扱える止型スコヤは用途を広げやすい選択です♪
小箱・引き出し・細かな部材の組み立てが多いなら、完全スコヤを作業台へ常備すると直角確認がスムーズになりますよ♪
さらにサイズやほかの種類も比べたい方は、DIY用スコヤおすすめ6選も参考にしてください。
止型スコヤと完全スコヤのよくある質問
止型スコヤで完全スコヤの代わりはできる?
90°を確認する用途なら、止型スコヤでも対応可能です。
ただし、狭い場所では本体の幅が邪魔になることがあるため、小さな部材を多く扱うなら完全スコヤとの使い分けが現実的です。
スコヤで家具の垂直は確認できる?
家具の側板と棚板、側板と底板など、二つの面が直角かどうかは確認できますよ。
床に対して家具が垂直かを調べる用途は、床自体の傾きも影響するため、水平器や下げ振りを使ってください。
スコヤの精度は自分で確かめられる?
平らな板の直線へ台を当てて線を引き、スコヤを左右反転して同じ位置からもう一度線を引く方法があります。
二本の線が平行にならず離れていく場合は、スコヤの直角や基準面の状態を点検しましょう。
止型スコヤと完全スコヤの違い:まとめ
この記事は「止型スコヤと完全スコヤの違いは?木工での使い分けと正しい使い方」について書きました。
止型スコヤは90°と45°を1本で扱え、完全スコヤは小さな部材の90°確認へ取り回しやすいのが大きな違いです。
どちらも基準面を掃除して台を密着させ、組み立て途中はクランプを締めながら何度か当て直しましょう。
迷ったときは、家具や45°の墨付けまで行うなら止型スコヤ、小さな部材の直角出しが中心なら完全スコヤを選ぶと分かりやすいですよ。
まずは Amazon ・ 楽天市場 ・ Yahoo!ショッピング で形とサイズを比べ、自分が作る物へ当てやすい1本を選んでくださいね。